アプローチ時のATCコンタクト方法は以前こちらで紹介しました

アプローチ別のATC・パイロットの対応まとめ

 

今回は離陸後デパーチャーへのコンタクト方法を紹介します。

離陸後すぐの交信なので順番としてはこちらが先になりますが、アプローチの方が複雑だったのでそちらを優先しました。

 

デパーチャーへの1stコンタクトは"Flight following" + to 目的空港を使う方が多いですが, このFF (Flight following) はVFR (有視界飛行) のみに使われるということに注意する必要があります。

 

ですのでエアライン機であれば

"Check in" を使うのが正解です。

 

デパーチャーから"Radar contact"と返ってくればルート、高度共に各自のフライトプランに沿って飛行を続けます。

高度のリクエストも必要ありません。

 

但し、デパーチャーから指示が出た場合はそれに従います。

 

 

このあたりの説明は公式サイト(IFC)に記載されています。

→こちら

"Cheek in"の中には、1stコントローラーに対して"Flight following"のリクエストの意味合いが含まれているとあります。

 

"Flight following" はGA(General aviation, セスナ等)が有視界飛行でリクエストするものでジェットは使わないでと説明されています。

こちら

 

実機になりますが実際の運用について日本語で解説されている方がいらっしゃいます。

こちら

 

 

チュートリアルの動画が"Flight following"でリクエストしていたり、公式サイトの投稿にも"Flight following"と記載されているのもあって何が正解か分からなかったのですが、ルール変更で"Check in"が正解となった経緯があるようです。

 

デパーチャーからの返信"Radar contact" は"貴機をレーダで捕捉しました" ということで レーダーベクター (誘導) しますとは異なりますので注意が必要です。

これを受けたらフライトプラン通り飛んでOKです(上述の通り)

 

ちなみに接続を切るのはデパーチャーからの指示を待ってからになります。パイロットから要求するのは間違いとされていますのでこれも注意ですね。