4畳半のマイルームにやってきたビクターラジカセ! | いつの間にか息子にバンドで負けた

4畳半のマイルームにやってきたビクターラジカセ!

チープなオーディオ生活

高校の頃は、親父の買ってきたステレオを我が物のようにして使ってきて、
大変有意義なオーディオ初体験でした。
高校を卒業し、都会へでてみてはじめて大阪の日本橋の電気屋街へ行って
衝撃をおぼえたのは、つい先日のような気がします。
見たことももちろん聞いたことも無い、すごいゼロが一桁も二桁も違う外国製の
高級オーディオを目の当たりにして感動すら覚えた!
世は日本史上始まって以来のオーディオブーム。
どの家電メーカーも独自のブランドを作って、最先端の技術を高々と宣伝していました。
とは言っても、そこはビンボー学生。アルバイトでようやく毎日の小遣いをひねくりだして
パチンコやマージャンでまけてボロボロになって、食うものもくわずまたバイトという
生活でしたから、高級オーディオなど夢のまた夢。

そして、オンボロアパート(本当にマンガに出てきそうなすごいオンボロでしたよ)の4畳半
の部屋には当然、家からステレオを持ってくることは不可能。もってきたら全部、部屋が占領
されてしまいますから。音もガンガン鳴らすことも不可能。

それでも、音楽から離れたくない私は必死に考えた末に、当時流行しつつあった、大型ラジカセ
を買うことを決断したのです。

当時はオートリバースもまだまだちらほら出始めたころで、ダブルカセットもかなり高い値段でありました。
通常はシングルのカセットで両脇に大スピーカーがデンと配置され、なかなかの低音もでて、高音用のツィータ
もついたものが主流でした。音も結構よくて、ソニーあたりがよく売れてたんではないでしょうか。

購入計画を実現させるべく、毎日バイトに精をだし、休日には電気屋街にいき、現物を見に行き、
カタログもいっぱい貰ってきて、寝る前は勉強よりもカタログのスペックを覚えてましたね。
夜は、キラキラ輝くラジカセをゲットしている夢をみて、それだけでも楽しかったな~。

といういきさつで、結局、バーンを8万5千円で買ったラジカセは、ビクター製の「・・・」
うかつにも名前をわすれてしまって思い出せないんです。クヤシー!

とにかく、わが4畳半のマイルームにビクター様はやってきたのです。
夢にみたように、そいつは銀色にかがやくボディーをもっていました。



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