ギターがめちゃくちゃ ほしいー!
中学2年頃になるとギターをかってもらった奴がふえてきた。
僕も当然ほしかった。
あるやつはフォークギターを通り越して親戚の兄ちゃんからエレキギターをもらったといって
わざわざみにいった。
これがテレビで写っているエレキというやつか!と頭の中で長い髪をふりみだし、パンタロンに底の高い靴をはいた外人ロックバンドの光景がうかんできてその一員に僕の顔が
浮かんできて、ひとり妄想をふくらましてニヤニヤしていた。
ギターがほしい!絶対ほしい。なにが何でもほしい!それが音楽の神様からご指名をうけた自分の生きがいではないかっ!
とまでおもうようになって頭のなかはギターのことばかり。
とにかく友達のギターをさわらせてもらって、コードはこうやるんだとか、ストトークはこうだとか、なにやら言葉は全部かっこいい。ユーフォニュウムとだいぶ違う。
思い切って、親父に買ってほしいとたのんだら、やっぱり「あんなギターなんてもんは、不良のやるもんじゃ」。そう、こちら田舎で、開国してないご年配はそういう考えなんですよね。
だいたい長髪にパンタロンやジーパンというのが気にいらんらしい。
歌番組でバンドがでてきたらチャンネルかえられて5分ほどしてからまた演歌、歌謡曲関係がはじまる。またバンドがでる、チャンネルを変える。これのくりかえし。
うーんかなりハードルが高い!
ある日東京に済む叔父が、来たときに、「おまえの好きなものはなに?」という話になって、これは二度とこないチャンス、今しかないっと「僕は音楽がすきで、
いまギターがほしくてたまらない。しかし親父が理解してくれん!」件名に訴えた。それも親父の前で
そこはさすが日本の首都、東京から来た叔父さん様でございます。
親父に「なにいうとるんや、ギターなんて都会いったらだれでも普通にもっとるぞ。親父に買ってもらえんかったら高校受かったら俺が祝いとして買ってやる!」
というありがたい話になった。ちょー最高のタイミングですな。
このことがあって、高校になったら買ってやるという事に目出度く決定したのです。うれしー!
それからどれにしょうかとウキウキしながら高校までギターのためだけに待つ日々がつづいた。希望があるとなんでもうれしいもので、なにをやっても楽しかったな。
とりあず、田舎なので楽器屋もないし、あっても結構高かったので、通販でかうことにして、雑誌にあった無料カタログを何冊もとりよせて眺めていた。
こんな楽しい時間は、人生でもそうそうなかったなーと思う。彼女ができてデートするぐらいのレベルのうれしさでしたね。
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