悲しみのドラえもん ~最終章~ (感動系)男性4人 女性1人 5人芝居 | JAPAN・ヒロ♂のオリジナル声劇台本

CAST
~劇中表記~
のび太:♂:
ジャイアン:♂:
葬儀屋A:♂:
ドラえもん:♂:
のび太の子供:♀:

葬儀屋A「火葬します。」

火葬するその時にロボット葬儀場の入り口が開きました。そこにいたのは、のび太だ。

のび太:「ちょっと待って下さい。」

そう、いいながらのび太は、ドラえもんに近づいていく。ドラえもんのそばに行き話しかけるのび太。

のび太:「ドラえもん。覚えているかい?
君が始めて僕の家に着た時の事を覚えてる。ホントあの時は、ビックリしたよ。いきなり僕は、未来から来た。なんて言い出して。僕自身、驚きに連続だよ。
ドラえもんとは、いろんな所に行ったよね。過去、未来、宇宙、海底。数えきれないほどいろんな所に冒険に行ったね。
そのたびに君は、僕を助けてくれる。君のおかげで今の僕がいるんだ。本当にありがとう。今度は、僕が助ける番だ。」

会場中がざわつく。

ジャイアン:「のび太、何言ってんだよ。ドラえもんは、もう・・・」

のび太は、ある道具を取り出した。
その道具は・・・タイムふろしきです。

のび太:「いくよ。ドラえもん」

のび太は、ドラえもんの体にタイムふろしきをかぶせた。

「ワン、ツー、スリー‼︎」

変化なし。

のび太:「やっぱり。無理だよね。こんな事をしたって、意味ないよね。」

葬儀屋A:「さぁ、君。ここは、危ないから下がって」

その時です。奇跡が起きました。

ドラえもん:「の・・・び・・・た・・・く・・・ん・・・。」

のび太:「ドラえもん?ドラえもーん!!」

のび太は、ドラえもんに抱きつく。

ドラえもん:「し・・・ん・・ぱ・・・い。か・・け・・て、ご・・め・・ん・・ね。ぼ・・・く・・・は、だ・・い・・じょ・・・う・・・ぶ。き・・・み・・も・・・こ・・れ・・・か・ら・・・・・た・・い・・・へ・・ん・・・だ・・と・・・・お・・も・・う・・け・・・ど・・・が・・ん・・ば・・る・・ん・・だ・・よ。」

のび太:「ドラえもん、ありがとう。僕、これから一生懸命頑張る。だって僕の大切な・・・大好きな・・・ドラえもんの頼みだもの。僕、頑張るからね。ドラえもん」

二人は、泣きながら語りあった。

40年後、今日は、ドラえもんの命日です。のび太は、ドラえもんのお墓参りに来ています。

のび太:「ドラえもん、久しぶり。もぅ僕もおじさんになちゃったよ。
40年前、あれは何だったんだろうね。夢でも見ていたのか??
それとも本当に奇跡が起きたのかは、わからない。でも僕は、嬉しかった。最後に君と話せて。僕は、本当に幸せ物だよ。あの後、君は完全に機能が停止して火葬されたね。その日は一日中泣いたよ。
けど僕、思うんだ。ドラえもん死んでない。ちゃんと生きている。
そう、僕の心・・・いや、みんなの心の中にずっと生きてるってね。」

遠くから声がする。どうやらのび太の子供達のようだ。

のび太の子供:「パパ!!」

のび太:「おっともうそんな時間かぁ。じゃ、ドラえもんまた来るからね。」

その時、強い風がふいてきた。そしてどこからか声が・・・


ドラえもん:「のび太君、ありがとう」

のび太:「えっ??」

のび太笑顔で

のび太:「気のせいか。」