を兼ねてだが。
あまりいい話でも無いから言葉選びには気をつけよう、苦渋の
選択でも有る訳だから。
と言うのも彼とは幼馴染である、が出会った所が県立の病院
での事でお互い5~6才で入院していた同室といった間柄。
何年もの音沙汰の無い状況ではありましたが、サムライ72が
事務所を始めるにあたって交流再開となりました。
何分10年程国内外を放浪していた身ですので連絡し難い状況
でもありました。
お互い車やバイクが好きなこともあり仲良くやってきたし、1つ
年上なので色んな事を包み隠さず相談出来る兄の様な存在です。
そんな彼が「バイクを降りる」と言い出したときは「やはりか」と
いう思いでした。
大病を患い視力が低下、免許証ももしかしたら・・と弱気になって
いたので・・。
免許更新は問題なく出来たけれども安全の問題をクリア出来そう
に無いのと、仕事の都合で中々乗る時間が取れないとの事。
既に年に1、2回しか乗ってない状況ではバイクも可哀想だと。
そこで、自分に引き取って貰えないかとのオファーを受けた。
「売って車の装備を良くしたら?」と言っても「売りたくない、誰かに
乗って欲しい」でもソロで乗っているので引き受けてくれそうな
人はお前しかいないから。と。
即答する勇気も無く、半年が過ぎた。
一応整備性とかパーツの供給状況、ネガが出そうな特性を調べ
てはいたものの気が変わって「ごめん、貰ってくれる人が見つかった」
と言われるのを期待してたけど・・・。
「来月はどう?」と遂に引渡しの具体的な段取りが始まってしまった。
腹を括ろう。
「良いじゃん!貰っちゃえ!」と言われるかもしれんが、彼にとって
そのバイクの為だけに免許を取って、その1台しか乗ってないのだ。
88年式HONDA/CBR250
4スト水冷 以後のバイクのお手本になった様なホンダ入魂の
1台。250ccインライン4、名機中の名機。
そのレスポンスは現代でも通用し時速180kmまでリニアに吹け
あがる元祖レーサーレプリカ。

ね、荷が重いでしょ?その人の思い出を引き継ぐ覚悟が無いと。
スパーダとかなら二つ返事だけどね。
しかし、選ばれたからには可能な限り維持していくつもりだ。
貧乏金なしの私だが仲間がいる、頭が可笑しいバイク乗りも
修理・維持に協力してくれると言う。
今日、引渡しの日にちが決まる。アタシ、もう悩まないよ。ほむらちゃん!
