令和元年12月9日、姪っ子が産まれました👶
産まれてくれてありがとう
盛大に甘やかそうと思います。


家族が1人増えておめでたい矢先の
4日後、13日に祖母が他界しました。

あまりに突然のことで
なかなかにバタバタした一週間でした。

享年91歳。
写真でですが、ひ孫の顔も見られて良かったかな


はじまる命もあれば
終わる命もある


おばあちゃんが精一杯生きた世界が、姪っ子にとって素晴らしい世界であります様に
振り返りブログ最後は、自分の役・淡吾について少しだけ書こうと思います。



淡吾を演じた上で最初にどうするべきか考えたのは「雪斗に対して、複数の想いが絡み合っている」という点でした。考えたと大仰に書いてしまいましたが、僕は人格を分けてしまおうと、稽古当初からスパッと割り切っていました。
つまり心の中が
愛情→50、恨み→50という考え方ではなくて、
ある時は愛情→100、ある時は恨み→100
といった考え方です。概念的なのでざっくりとですがこんな感じ。
少し付随して、雪斗に対して最初から恨みを抱えているようなキャラクターでやりたくない、というエゴもありました。執事は仕事としてだけではなく、やはり雪斗のことが大好きなのだという思いも。


淡吾の行動で1番皆さんに聞かれたのは
盗聴器をしかけて「幹との会話を雪斗に聞かれていることは知っていたのか?」ということでした。
これについては「会話を聞かれていることは知らない」というつもりで演じていました。幹といつも密会をしていた場所に(イメージ的には賢木家の小さな倉庫のような場所)簡潔にいえば、仕掛けたけどテンパっていて、聞かれているなんて頭の片隅にもない、といった状態です。


そして。淡吾くん最大のミステリー。
なぜ「盗聴器を仕掛ける」なんて、まわりくどく、運否天賦に任せるような選択をしたのか…ということですが、これについての僕なりの解釈は「淡吾は自分で考えて行動する経験に乏しかったから」という考えです。
幼い頃より賢木家に仕える有能な執事になるための英才教育。決められたルーティンや、他の人から命令で動くことには長けていても、主体的に動くことに劣っている。

前面に描かれてはいませんが、
殺害計画を立てる→でも怯む→盗聴器をしかける→雪斗の部屋に受信機を置く→殺害計画の一部実行(雪斗を弱らせる)→謎の女の存在に怯む→毒瓶を預かり殺害を再度決意→けどやっぱり渡せない→全てを謝罪する
と、彼自身かなり色んな行動をして迷っています。

何か似た状況の提示としては
中学生の男子が、告白しようと思って好きな子の家の前まで行く。でもビビって帰る。今度は電話番号を調べてみたり、やっぱり無理だったり……というような状況と似ているかと。
恋愛経験が少ないとテンパって、周りから見ればおかしな行動を取っている、ということもきっとありますよね。


そんな淡吾が行動するきっかけとなったのは、やはり幹の存在が大きかったんだろうなと思います。
そして、初めて自ら考え行動したことが
二回目に天国探偵社を訪れたことであり、
盗聴器を仕掛けたこと。だったんじゃないのかなぁ、というのが僕なりの考えです。



以上、僕なりの淡吾の役作りの一部です。
あとは皆さんのご想像にお任せします☺︎

今まであまり自分の役作りについては書いたことはなかったんですが、終演後の面会で聞かれることも多かったので。
それだけ今回のノッキンに皆さんが盛り上がって下さったってことなんだと思います⭐︎


ここまで読んでいただいきありがとうございました。
また次の公演でお会いできるよう精進していきます。本当に本当に、ありがとうございました!


水橋淡吾役
渡辺宏明







皆さんノッキンヘブンを観ていただいて、充分過ぎるほど2人の魅力はご存知、伝わっているとは思うんですが

日本三大名家・賢木家
執事室室長
賢木雪斗様専属執事
水橋淡吾から見た2人を紹介したいと思います。




賢木雪斗役
田中彪くん

魅力と華の塊のようなお方でございます。皆さんはもちろんご存知ないでしょうが、稽古初日から仕上がっておりました。えぇ、雪斗さまは、初日から雪斗さまでした。
扇田が演出をつけることもほぼございません。
お芝居のセンスが抜群でいて、感情面においても、面白に関しても我々庶民とは違う選択肢を取るものですからそれもまた大きな魅力のひとつとなっておられるのでしょう。
内的テンションも高く、必ずこのシーンではこのラインまで己を高めるといった気概もあるように感じられました。
しかし、普段のひょうがさまは……小5男子でございます!楽屋では誰よりも騒がしく、添田さまをいじり、ことりをいじり、土井さまをいじり……そして私が「あっ、この人前説苦手だ!」「こいつダメなやつだ!」と気付いてからは、激しく私をいじり出しました。
舞台上での佇まいもとても格好良いのですが、普段のやんちゃな顔もとっても可愛いお方です。




賢木幹役
松木わかはちゃん

奥様の芝居は完璧でございます。技術面、感情面、ご自身への落とし込み、立ち居振る舞いの美しさ。わたくしが個人的に素敵だなとおもうのは儚い表情をされた時の横顔の美しさと、台詞の「音色の綺麗さ」でございます。
まるで楽譜があるような、音階のようなきれいな台詞。きっと奥様の前世はグランドピアノなんだと思います。
もはや芝居における美しさの権化です。
そうだ「美」と書いて「わかは」と読むよう、日本国に提言致しましょう。えぇ、賢木の力を持ってすれば容易いことです。
そんなわかはさまのプライベートは……ポンコツ女子でございます!!
おっと、この件は賢木家のトップシークレット、多くは語りますまい。
ただ、舞台上であれだけ完璧なのですから、普段少し抜けている位がちょうどいい。それが可愛らしい魅力だと私は思っております。




ひょうがさまもわかはさまも
芝居が上手く、真面目で、脚本の読み込みも恐ろしいほどしっかりしていて
人間的にも、役者としても魅力が溢れて、歳下ですが尊敬できる、そんな二人でございます。
本当にわたくしは2人の力を借りて舞台に立たせてもらっていました。感謝しかございません。
私は自分の気持ちを出すことが不得手で伝わらないのですが、お2人のことが大好きでございます。



二人が幸せになるなら、悪魔と契約してわたしの寿命を五年程差し出しても構わない所存です。