マグカルシアター参加作品

Ghost Note Theater 第6回公演

『Drifter』

たくさんの方々に支えられて無事に旅の終わりを迎えることができました。

ご来場、ご声援、誠にありがとうございました!!!



XやInstagramには書かせていただきましたが

今回自分がやらせてもらった松浦という役は「松浦武四郎」さんという実在した人物がモデルになっております。


実際に作中同様、北海道の詳細な地図を完成させ、蝦夷地を最も理解している人物として明治政府より「北海道」の名付け親に指名された方です。




↑松浦の手記📘



観劇していただいたお客様より「実際に地図書いてたね」と仰っていただきましたが、これらの地図は松浦武四郎さんが書き記した「東西蝦夷山川地理取調大概図(とうざいえぞさんせんちりとりしらべだいがいず)」という壮大な地図を自分が簡易的に模写したものになります。


もしご興味あったら検索してみてください。


地図には約10,000ものアイヌ語の地名が記されており、当時の蝦夷地は未開の地であったことを考えると、その完成度と緻密さに驚かれるかと思います。




せっかくなので、一緒に旅をしていただいた皆様にも、手記の一部をここで公開させてもらえたらと思います!!





















数えてみましたが、手記の内容(内訳)は

地図40頁(ページ)

人別帳17頁、風景画(人物画)17頁

天体画8頁、日記2頁、カムイ語訳1頁でした。


物語に加えて、こういった小道具の遊びでも何か楽しんでいただけたら幸いです。



今回の作品を通して、松浦武四郎さんについて自分なりに色々と調べてまいりましたが、共存・共生を大切にし、多様性を尊重したその姿勢は当時としてはかなり進んだ考えをもっていたのだろうなと感じました。

何事にも真摯に取り組み、誠実な人柄が当時の人々の胸を捉え、今でも北海道の各地に記念碑が立っているそうです。

今この時代にいてくれたらどんなに…とつい思ってしまいましたが、まずは自分自身がそういう人間を目指さないといけませんね。


今回の旅を通して、僕自身も松浦と出会えて心から良かったと感じています。



観ていただいた皆様の心の中にも、何かひとつでも残るものがあったらとても嬉しく思います。


改めて、有難うございました!



松浦役 / 渡邊景日






去る4月30日

劇団ドガドガプラス第36回公演

『SEXY女優事変-完結篇-』及びセク変シリーズ全5作が無事に完結いたしました!

ご来場、あたたかいご声援、誠に有難うございました!!


また、シリーズどこか1回でも足を運んでいただいた皆様、関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。無事に完遂です!



書くのが遅くなってしまいましたが、終わった直後は疲労感やら達成感や疲労感で、あまり言葉が出て来ず…数日経ってようやく実感だったり、感情がぽつりぽつりと芽生えてくる。

そんなラグもドガドガならではだなあと、この3年間がっつり関わらせてもらって、ふと気付いたりする次第です。






お手紙や、お差し入れもありがとうございました!




無事に、という言葉に強く実感がこもるほど、コロナ禍以降のドガドガプラスの状況というのは周りの数ある劇団の中でも群を抜いて不運・不遇な状況でした。

今回、こうして1回も公演を中止することなくシリーズを上演することが出来て、とてもとっても安堵しております。


全35ステージもあれば、皆それぞれ体調の悪い日もあったと思います。

本当に胆力のあるメンバーが残りました。


そして何より!私たちがこうして気合いを入れて芝居に臨むことが出来るのは応援してくださる皆様のおかげです。

足かけ3年は、皆さんにとっては長かったか短かったか、感じ方はそれぞれかと思いますが、応援本当に有難うございました!





2021年の秋に望月さんから久々に電話をいただき『春琴SHOW』の出演について話しをしました。

自分の状況もあったので二つ返事というわけにはいきませんでしたが、悩んだ末に、2018年以来、4年ぶりに出演させてもらうことになったのです。

(あの時は演出助手も…よくやったなあ(笑))


以降、今回の完結篇まで6作品連続で関わらせていただきました。

数えてみたら2014〜18年で7本出させてもらっていたのでトータルで全13作品。全て浅草東洋館劇場です。



来年…ドガドガは長きに渡ってホームであった東洋館を飛び出します。


劇団として20年を迎え、まだまだ成長している、飛躍を遂げているというのは本当に凄いことだと思いますし「目指せ!浅草公会堂!」も一時は言うのを止めていた時もありましたが、最近ではもう絵に描いた餅ではない!!そんな気配もしてきています。



たくさんの"熱"を有難うございました!



是非1年後も…新たな場所でお祭り騒ぎをするであろうドガドガプラスに逢いに来ていただけたら嬉しく思います。



飛躍し続けるドガドガプラスに負けないよう

僕自身もこれからの1年間、様々なことに挑戦し、成長し続けられるよう努めてまいりますので

今後ともドガドガプラスならびに、渡邊景日の応援もよろしくお願いいたします。



改めまして、皆様ありがとうございました!!!




大久保玲児/ミスタージャスティス/財務マン役

渡邊 景日




(カーテンコール写真撮影:伊藤勇司さん)

改めまして、ブログでも

舞台『さよならオフィーリア』

ご来場、ご視聴、ご声援、誠にありがとうございました!


何人かのお客様からブログも楽しみにしています!と仰っていただけたので、役作りノート(一部)を公開します。


とはいえ、全てを書き尽くすにはとてつもない時間がかかってしまうので(それくらい思考した役でした…汗)今回は台本を初見で読んだ時に大きく疑問に感じた、以下3点について取り上げたいと思います。



①万田勝也はなぜこんなにモテるのか?

②佐恵子と裕子、どっちも愛している問題

③太平洋戦争が万田勝也に与えた影響はいったいどんなものだったのか?


の3本です!(サザエさん…)

それでは行ってみましょう!




①万田勝也はなぜこんなにモテるのか?

妻のいる身でありながら、従姉妹の裕子からも、劇団の女優・文江からも恋慕の情を抱かれるモテ男。

くたびれた中年(戯曲内で勝也自身もそのように揶揄)が3人の女性から思いを寄せられるのにはそれなりの理由がないといけません。

こちらの疑問には、演出の野地さんから方向性を示していただいたのですが「人たらし」で演じて欲しいとのことでした。

女性に限らず、老若男女、誰もが好きになってしまう。そして周りの人への愛を惜しまない…そんな人物像で演じて欲しいと。


残念ながら私では遠く及ばない大きな魅力と愛を持った人物だったので、想像に頼るほかはなかったのですが、そういう人はきっと自分と相手との「心の距離が近い人」なのではないかなと考えました。

そこで僕が明確に取り組んだのは⇨「相手役の方との物理的な距離を近くする」という方法でした。


人にはそれぞれ関係性によってパーソナルスペース=安心感を得られる距離というものがありますが、今回はそこからさらに踏み込んだ距離で芝居することにしてみました。



(舞台写真・2月27日 ゲネプロより)

顔・・・近いですね(笑)


これにはひとつリスクがあって、それは相手役の方が不快に思う可能性があるという点です。

なので稽古を重ねながら、普段の雑談なども含め仲良くなりながら、少しずつ距離感を近くしていきました。受け入れてくださった共演者の皆さんには感謝しています。

「人たらし」に見えていたかは分かりませんが、勝也の役作りとしてはそれなりに効果はあったのではないかと思っています。




②佐恵子と裕子どっちも愛している問題

白井先生のセリフにも「あの男は両方愛せる人間なんだ」とあるように、勝也は佐恵子と裕子の2人を同時に愛しています。世の中にはきっとそういう男性もいらっしゃるでしょう、それ自体は否定しません(僕は違いますよ!)

しかしその場合、愛情は50:50(フィフティーフィフティー)になってしまうのではないかというのが僕の持論です。無限の愛を持つ男・万田勝也としては、それはよろしくありません。

そこでひとまず、稽古に入る前段階で考えていたのは「佐恵子と裕子に向ける愛情の種類を変えてみよう」というものでした。


これに関しては佐恵子役、裕子役の方とのバランスもあるので、稽古しながら考えていくことにしました。

そして稽古開始から数日経ち、最終的に僕が選んだ方法は⇨「妻・佐恵子に対して恋人のような愛を注ぎ、裕子に対して夫婦のような愛を向ける」というものでした。


私が思う恋人と夫婦の愛情の違いについてはここでは割愛しますが、具体的には目が合う時間の長さや、声のトーンなどに気をつけて演じていました。

これは佐恵子役の三上夏生さん、裕子役の平塚あみさんとのバランスによって成り立った役作りなので、誰にでも当て嵌まるやり方ではないということだけ断りを入れさせていただきます。

ですが、脚本の上で勝也と佐恵子のシーンが少ないこともあり、2人への愛情を五分に表現するには何かしらのアイデアが必要だったのです。なっちゃん、あみごんの2人には感謝しています。




③ 太平洋戦争が万田勝也に与えた影響はいったいどんなものだったのか?

結論からいうと⇨「自分は無力だという自認」です。

頭脳も実行力も人望もあるハイスペック男・万田勝也は、大きな挫折も味わうことなく生きてきた。実現目標はすべて自身の努力や心懸けで成し遂げてきた理想主義者。そんな彼が人生で初めて味わった挫折が、戦争による日本の敗北だったのではないかなと僕は想像しました。

自分の力ではどうすることもできない巨大な出来事だったのです。

なぜ彼はあんなにも「常識」を嫌うのか。

戦争は常識では有り得ないことだからです。


勝也のセリフ「人は自分の信念によって傷付く覚悟ができてなければならない」

私はこのセリフを彼の【座右の銘】だと位置付け、役作りをしていました。

前述のセリフは言い換えれば「信念なき者は傷付くな」とすることができます。


私は当初これは、文江(だけ)のことを指していると思っていました。

しかし稽古を進めているうちに気付いたのです。

この物語の中で、信念なく傷付いた者は誰か…。

それは「被爆者である佐恵子」であり「戦争で無意味に死んでいった多くの人たち」です。


万田勝也という人はそれだけ多くの人たちの想いを背負い、覚悟を持って戦っている芸術家、スケールの大きな一角の人物なのです。

そしてその変態的な熱量の根底にあるのは「己の無力さ」ではないかと私は想像しました。


残念ながら今回、脚本家の藤森さんとお話しする機会はなかったのですが、出来ることならこの件についてお話ししてみたかったです。

いつかその機会があることを願って…〆




最後に・・・

僕が熱心にお芝居や役作りに励めるのは、まあ好きだからというのも本音ではありますが、何よりも応援してくれる皆様がいらっしゃるからです!!!


時間を使って劇場に足を運んでいただき、本当にありがとうございました!


また配信でご視聴いただいたり、各種応援コンテンツをご購入していただいたりもありがとうございました。


今後も様々なお芝居を観ていただけるように、応援するに値する役者に成れるように、精進に努めてまいります。

改めまして、有難うございました!



万田勝也役 / 渡邊景日