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『リメンバー・ミー』

原案・監督はリー・アンクリッチ

総指揮にジョン・ラセターというピクサー気合い入りまくりの本作!!

観に行かないわけにはいかないでしょう!とnew openしたTOHO日比谷にて鑑賞。

同時上映は『アナと雪の女王 家族の思い出』

 
 
鑑賞当時、春休みであったという季節柄、小学生や家族連れで満席状態の場内!
僕の隣に座っていた少女が割と早い段階で号泣。クライマックスでは劇場中の小学生が号泣!
小学生にもストーリーの内容が理解できるんだなぁと、僕としては珍しい観劇環境なので、新鮮な映画体験でした。
 
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メキシコの祝祭日「死者の日」
家族や友人が集まり、故人への想いを馳せるという、日本でのお盆に似た習わしの祝日。この期間は町中がマリーゴールド(メキシコの国花らしい)やパペルピカドという切り紙などで鮮やかに彩られます。
実際の「死者の日」の写真を見ましたが、映画よりさらに派手でした。目が痛いくらい(笑)
映画の方はもう少し色調が落ち着いていて、鮮やかなんだけど目に暖かな感じ。その辺りは流石のピクサークオリティ!!
 
 
 

 

死後の世界を描いたフィクションは数あれど

「とある設定」が意外と今までにない設定で響いた!!!

人は二度死ぬ、肉体的な死、そして人々から忘れ去られた時に訪れる精神的な死。

 

 

 

神曲「リメンバーミー」が持っているもうひとつの意味に気付いた瞬間は、前出の小学生たち同様、僕も目頭が熱くなりました。

 

広く愛された芸術も、創作の原点は物凄く個人的なモチベーションだったりします。そういう事はままあるだろうけど、日本人はそういう部分って隠しがち。

 

本作の原題『Coco』はストレートでイケメンなタイトルだけど、ピクサー映画の原題ってやっぱ日本人には馴染まないなぁと思う。

 

例えば

『レミーのおいしいレストラン』

原題『Ratatouille(ラタトゥイユ)』

『カールじいさんの空飛ぶ家』

原題『UP』など。

ピクサー映画のタイトルは楽曲のタイトルの様に、メッセージ性が強かったり抽象的なものが多い気がします。

 

対して、ウォルトディズニージャパンの配給は物語を想像させる様な、ストーリーに即したタイトルを邦題としてつけている様に感じます。

今回の『リメンバー・ミー』はそのまま曲のタイトルが物語のメッセージ性も帯びていたので、そのまま邦題として引用したみたいですね。やはり神曲!だな!!!

 

 

 

最後に…

死者の国と現世とを繋ぐ、マリーゴールドオレンジの橋。

現アメリカ大統領の、メキシコ国に対する政策のアンチテーゼの様に僕には見えました。実際にはこの映画の企画は7年前から始まっているらしいので、全くの偶然にはなるのですが。そういう偶然を引き寄せるところも持っているなぁと。

昨年度、アカデミー賞外国語映画賞『セールスマン』の授賞式ボイコットも記憶に新しいので、オスカーと政治というのはなんとなく切り離せなくなってきている。そんな中での長編アニメーション部門の最優秀賞受賞!胸にグッとくるものがありました。