- 竜二漂泊1983 この窓からぁ、なにも見えねえなあ/谷岡雅樹

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金子さん関連の主な書籍は三冊
「ちりめん三尺ぱらりと散って 俳優金子正次33歳の光芒」
「金子正次 遺作シナリオ集」
そして、「竜二漂白1983 この窓からぁ、なにも見えねえなあ」
※(本来はその他シナリオ本や、「竜二・映画に賭けた33歳の生涯」という書籍もあるのですが、これは「ちりめん三尺ぱらりと散って 俳優金子正次33歳の光芒」を文庫化した際にタイトル変更したものなので、同様の書物だと僕は思っています)
この関連三冊、すべて初版のものを保持できているのは僕の誇りです。
おそらく30代以下の年代で、僕より金子さんが好きな人は日本中探しても居ないんじゃないかと思っている。
そして上述の「竜二漂白1983 この窓からぁ、なにも見えねえなあ」ようやく読み終えました!!!
去年の夏、発売したばかりの頃に購入していたのですが、舞台の準備があって頭の中がそれどころじゃなかったので今この時期になってようやく手に取った次第です。
読むのに物凄いエネルギーを擁してしまい、何度も本を置き、タバコを吸い、飯を食い、寝て、休み休みの読書になりました。
理由の一つには著者である谷岡雅樹さんが「毎回遺書のつもりで文章を書いている」と書中で言っていた通り、文章・言葉から伝わる魂・エネルギーが凄かったからです。己の血をインクに文章を書いてるんじゃないかと思ったくらい!文字通り「言霊」でした。
もう一つには、この本が「1983年」という年に人々がどう「竜二」の「金子正次」の熱に侵されたのか。とても緻密な時代考証と共に、客観的に、主観的に、とても熱を帯びて書かれた文章だったからです。
時代は2014年、もう映画公開・没後31年も経つわけですが、僕もまた「竜二」と「金子正次」の熱におかされている人間のひとり。自分に重ならないわけありませんでした!
自分に重なる…というと時代も違うし、そんな格好良い感想なんか違うかもしれないとも思うのですが、それでも分かるなぁと思うところはやっぱりあったし、読んでいて色々と思いだす事もあったり、胸がえぐられる、ナイフで傷つけられるような感覚で読んでいました。
僕が22歳の時、初めて竜二を見た時の高揚感とはまったく違った感触でした。
自分が何故こんなにも金子さんに憧れ、竜二を好きになったのか、この本を読んで少し理屈として理解できた気がします。
どんな部分に感銘を受けたかは格好悪くて言えませんが、
金子さんと川島監督が創り上げた魂は、いま平成の世の中であっても間違いなく生き続けています!!!!