関係ないけど、FLOWER FLOWERって、直訳すると「花 花」ですね(笑)


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5月18日にミュージックステーションにFLOWER FLOWERが初登場した。
そこでかつてのYUIファンやフラフラファンのあいだで盛り上がり、見事トレンド入りした。



このときのパフォーマンスや、最近見たライブ、音楽について、ちょっと思ったことがあり、過去についても振り返りたいなと考えこの記事を書いている。
ちなみにタイトルにもあるように「僕とYUIの思い出」であって、YUIの歴史の変遷をただ振り返るというものではないことはあらかじめ断っておく。


YUIがデビューしたのは2005年だが、僕がちゃんと聴こうと思ったのは2006年からで、12年間の彼女を見てきたことになる。
興味を持って手に取ったのは1stアルバムの「FROM ME TO YOU」であった。
このアルバムはファーストアルバム独特の初々しさがあり、アレンジがアコースティック、つまり彼女の原点の雰囲気があり、なんだかんだアルバムの中でも一番好きである。

 

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同時期に僕がアコースティックギターを始め、ギターサークルに行っていた時期があったが、驚いたのが


YUIに影響を受けてギターを始めたという女性の多さ


であった。
そう、彼女は「ギタ女」ブームの火付け役の第一人者であり、以降、miwa、大原櫻子、といろんなアーティストが続いていくわけだが、ギタ女の中でYUIの影響を受けて始めた、あるいは音楽性そのものに影響を受けたアーティストも少なくない。
それだけYUIの登場は、彼女自身はさほど意識していなかったかもしれないが、音楽業界でのビッグニュースだったのである。



それから2012年に活動休止するまでコンスタントにヒットを連発するわけだが、YUI名義の7年間の間、彼女の内面が穏やかな状態でヒットを連発していたかと言うと、そんなことはないと思う。
と、いうよりも、自分自身の存在、曲が大きくなりすぎて自分自身が追い付いていなかったのではないか、というのが実態ではなかっただろうか。(彼女もインタビューでそのようなことを語っている)

YUI名義のときのアーティスト写真やメディア出演で、彼女はほとんど笑わなかった
緊張して笑うのが苦手だったのかもしれないが、楽しそうに音楽をしている印象があまりなかった。
イメージ戦略としてそのようにやっているのか、それとも本人の性格によるところなのか、わからないけど苦しそうな印象を受けた。



 

曲の良さからタイアップがどんどん決まってくる。
もちろん従順な彼女は応じて良質な音楽を提供するわけだが、これは果たして彼女のつくりたい音楽なのか
エレキ主体の曲はそのときつくりたい曲であったのか、全部曲名が英語縛りというのもデビュー最初との心変わりで自縄自縛ということはなかったか。
ソロアーティストであることゆえの孤独感、活動休止時に「曲が良いから売れてるのか、タイアップから売れてるのか、そこらへんがわからなくなってる」というニュアンスのことを言っていたが、売れてる真面目なミュージシャンゆえの苦悩が伝わったのが7年間であった。



だからこそ、あのときの活動休止はかなり理解ができた。
インタビューを何回か見たが、「限界」なのだろう、と。


それから2013年にFLOWER FLOWERを結成するわけだが、「心が壊れそう」と言って休止したはずの彼女は本当に心を壊してしまう。
真面目な性格な人が発症するパニック障害であり、長期休暇を余儀なくされたのだ。
私生活では結婚、出産、とめでたいことがあったが、昨年離婚していたことが発表され、紆余曲折の人生を辿る。

ところが、yuiを最近何度か目にして、歌を聴いて、思ったことがあるのだ。



なんか、楽しそうだ。。。



 


ミュージックステーションをご覧になった方も、yuiが笑っている回数が多かったこと、気になった人はいないだろうか。
僕には、彼女は苦労を経て良い方向へ変わったのだ、と思えて、うれしい気持ちになった。

ソロ活動の7年間の孤独、私生活での紆余曲折、それを乗り越えた人の歌う言葉は強い、僕はそう感じた次第である。
何より、現体制においてはyuiの音楽活動のやりやすい環境が整っている気がする。


メンバーがいる、孤独ではない(苦手なMCもフォローしてもらえるw)
・YUI名義の曲を演奏しなくて良い、今やりたいこと、バンド活動を楽しんですることができる
・英語縛りをやめて日本語表記の曲が多くなり、表現の幅が広くなった
・YUI時代のセールスと線引きをして、過去の成功のプレッシャーを気にすることなくできる



FLOWER FLOWERの最新アルバム「スポットライト」には、前年のシングル「マネキン」が収録されていないことからも、セールスを意識してやってないですよ、という意図が伝わってくる。

 

 



長くなったが、何が言いたいかっていうと、僕は苦しんで音楽をやってる人よりも、楽しんで音楽をやっている人が好き。
不本意ながら苦労をしてしまった歌手は、その苦労を曲として昇華することができると思う。彼女もできるし、できていると思う。



よって、今のyuiが一番好き。



と、感じた。
FLOWER FLOWERに過去のYUIを求めるのは少し酷かなぁと思うし、YUI名義のほうが好きという人はそのままでいいと思うし、そういう声は気にせず今のyuiちゃんは今やりたい音楽をやってほしいなって個人的には思っている。
そして彼女の内面的な問題が解決し充実感が続いたならば、何年後かわからないけど、YUI名義の曲を生ライブで聴ける、なんていう日もあるのではないだろうか。

いずれにせよ、



楽しそうに音楽をやってる人は素敵だ



と、思った。
僕も見習わないと、な。