今年も終わりに近づいてきましたが、今年は過去最高にフェスに行った年でした。
正味2時間で終わるワンマンよりも、一日中やってるフェスというのは、すっごくお買い得に感じてしまうようになりました(笑)

で、いろいろフェスのラインナップを見てると「フェス常連アーティスト」というのが必ずいるんですね。
今回お話しする


キュウソネコカミ


 

 

彼らはフェスの規模の大小問わず出まくっていて、ある意味「フェスに引っ張りだこアーティスト」としてはかなり群を抜いていると思います。
なんせ、彼らは


フェス向き


だと思うのがまず第一にあげられますね。

・コールアンドレスポンスの曲が多い
・曲が面白いので知らなくても楽しい
・盛り上げ上手


あげればキリがありませんが、フェスきっかけで好きになる人も相当多いのでは、と感じるのです。


彼らの曲って本当に奇をてらっていて、端から王道を目指してないので親近感がわくのではないか?と感じます。
代表曲を紹介しますね。


「ビビった」

 

 


このMVも歌も結構笑えて好きなんですけど、音楽業界を風刺してますよね、しかも楽しそうに。
2番の歌詞を抜粋


評論ばっかつらつら並べて 全然売れる曲は書けない
オリコンチャートは今日もたくさんの愛で溢れて壊れている
評価のされ方意味わかんねぇ 誰が得なんだこんな賞?
意味なんかいらんそれでOK 結局音楽はBGM



もう、何が言いたいのか、直接的な批判をしないように歌い、自分でやってる音楽についても「結局はBGM」と結論付けてる
続きが


メジャーに行って1、2年で消えるバンド多過ぎクソワロタ

動員無いのにゴリ推し出演 フェスの舞台で大惨事



ですからねw
もう、たまりにたまった不満を歌にぶつけるこのスタンス!!
しかも「ビビった」っていうタイトルは、そんな業界に自分たちが身を置いてることに対してだと思うんですよね。
CDで聴くよりもフェス受けする理由、ここにあり、って感じです。


あとこんな曲もあります。


「ファントムヴァイブレーション」

 

 


もうMVからして全開でふざけてるのが面白いんですが、要するに「スマホなしでは生きていけない僕たち」を歌っているわけです。



何か起こる度報告 ネットの中に公開さ
常にコミュニティ求める 現実コミュ障のくせに

おもろいニュースを探して 新作アプリを試して
なんでもかんでも写メして フォルダの容量膨らむ



うるさいうるさい電話が鳴ってる
メルマガだけども反応しちゃうぜ

鳴ってもないのに鳴ってる気がする
スマホはもはや俺の臓器




「スマホあるある」のオンパレードですが、この


スマホはもはや俺の臓器


の繰り返しは、インパクト抜群のうえに、フェス(とうかライブ)ではコールアンドレスポンスが楽しいから、思いっきり叫びたい気持ちになります。



最後に紹介する曲といたしましては、最新シングルのこれ



「NO MORE 劣化実写化」

 

 

 

もう、どこまでも彼らは相変わらずです(笑)
MVとか歌とか初めて聴いて笑った人も少なくないはず。(僕はフェスで笑いましたw)

先日も彼らのライブを見る機会があったのですが

「これを出したらタイアップとか来ぇへんなぁ」

とぼやいていました(笑)


内容は言うまでもなく漫画の実写化の完成度の低さを嘆いたものですが、映画界を敵にまわしてまで楽しくやってる姿はもうアッパレと言うしかありませんw


途中の


大人の事情さ~





海賊盤はダメダメ


とか、ほら、フェスで見たく(歌いたく)なりませんか?笑
そうそう、



音源も良いけど、ライブで一緒に盛り上がりたい



そんな曲が多いのです^^



あ、最後にもう1曲だけ。
ふざけている曲ばかりだと思われるのもまずいのでこの曲を。


「ハッピーポンコツ」

 

 

 

大体モグモグしてればハッピーで 僕ら何度でも立ち上がれるんだ
泣いても そうハムハムしてればハッピー
8割ぐらい仕事こなしていれば 大丈夫社会でやっていけるよ
完璧な人間なんて一握り
ハッピーでポンコツで最高なこの感じ
全人類に広まれば ハッピーポンコツインザワールド




これはめっちゃ元気もらいます。
モグモグとかハムハムとか、表現も彼ららしくていいですねぇ。

と、いうわけで、最近キュウソネコカミをちょろっと聴いてるよ、っていう話でした。
ニューアルバム出るよ!