「もう音楽では食えない!」相次ぐ中堅グループの休止・解散劇
http://netallica.yahoo.co.jp/news/163534

音楽グループの活動休止・解散が相次いでいる。今年に入ってからも、アカペラユニットRAG FAIRが無期限の活動休止、ロックバンド椿屋四重奏が解散を発表した。
(以下略)


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要するに、音楽がビジネスにならない時代となったということでしょうか。
音楽だけで食っていくのは厳しいことは間違いないけれど、正直夢がなくなるニュースです。
僕が思うにですが、売れるためには


才能・タイミング・人脈


の3大要素が必要な気がします。
でも、あるプロの方によるとコネがなくてもチャンスはあるそうなので、これら3大要素すべて揃わなくても世に出ることはありえるかもしれません。

音楽を人々が求めなくなってきたのでしょうか。
僕はそうは思いません。
お金を払わなくても音楽が手に入ることが多いからであって、現に人々が音楽を聴く頻度は昔とさほど変わってないと思います。
むしろ、素人でもネットでオリジナルを発信する機会を簡単に得ることができたり(僕もその一人です)、音楽に限ったことではないのですがネットが発達した現代社会だからこそ音楽活動の幅が広がることもあり悪いことばかりではありません。


僕が昨今思う音楽業界の長所と短所をまとめるとこんな感じです。
(あくまで私論ですw)


長所
・ネットの発達により素人でも音楽発信の機会が増えた
・音楽が無料または安価で入手可能で、簡単に楽しめる
・主要の収入源であるライブ活動は、需要がまだまだある
・音楽家同士の交流が昨今盛んである


短所
・CDの売り上げ減少が顕著、これによりビジネスとして成り立たない事態が多く発生
・人々の需要と売り上げランキングが直結しない事態が発生
(くさすつもりはないがAKBと嵐のみが安定した売り上げというのは、かなり世の中の人気と乖離していると感じる)
・ビジネスとして成り立たない以上、今後優秀な音楽家が育たないのではという懸念



回顧主義なのは嫌いなのでもちろん良い点もたくさんあるのですが、今後いい音楽が発信されなくなる可能性があるという懸念はどうしても払拭できないですね。
いい音楽なら、積極的に聴いてみたいところなんですが・・・。


寛朗(Hiroaki)'s music theory