2016年5月20日手術の日
朝、5時30分に目が覚めました。
いつも通りの時間に目が覚めたことに、今日くらいはゆっくり目が覚めれば不安な時間が少なくなっていいのに…と思いました。そして、一人でむかえる朝のさみしさが身に染みました。
顔洗って、弾性ストッキングをはいて、何もやることがないのでテレビを見て時間を過ごしていました。
朝6時30分、看護士さんが今から絶飲になるから、お茶飲みたいんだったら今のうちに…といいに来てくれたので、お茶をコップ一杯飲みました。
面会時間になり主人が来てくれました。
その直後に点滴用のチューブを装着され、いよいよだなとドキドキしていると病室が変わることになったからと、ベッドに寝かされたまま病室を移動しました。
入院申込時に大部屋希望にしていたのですが、昨日の入院時には空きがなかったようで個室にとりあえず入っていたのですが、空きが出たからとあわただしく連れていかれました。
そのあわただしさのせいで少し気が紛れたので、ちょっとよかったかも…。
手術の予定時間は12時15分だったのですが、午前の手術が長引いているとのことで約30分遅れで看護士さんが呼びに来てくれました。
手術室までは点滴をガラガラ押しながら看護士さんに案内されながら、自分で歩いていきました。
手術室の前まで主人が一緒に来てくれたのですが、最後に「大丈夫!待ってるから!!」と力強く声をかけてくれ、自動扉が閉まりました。
自動扉の中に手術室の中待合のような場所があり、そこで待つように言われたのですがどうも感情が抑えきれず涙が出てきてしまいました。
この年になって人前でボロボロ泣くなんて思ってなかったですが、この時ばかりは恥ずかしさなんてみじんも感じませんでした。
そして、手術台に連れていかれ自分で寝たのですが、周りを囲む機材の多さや大人の多さに驚いてまた涙が出てきました。
先生や看護師さんが一人ずつ自己紹介してくれていたのですが、そんなの耳に入ってこず、「そろそろ麻酔かけていくね。点滴で入れるのと、酸素マスクから入れるのとするからね。」と声をかけられたところまでは覚えているのですが、その後の記憶は全くありません。
おそらく泣いていたので、酸素の吸い込みが早く、速攻で聞いたのではないかと…(自己分析)
数字を30まで数えたよ…なんて他の手術を経験した人から聞いていたけど私は1すら数えませんでした。
その後、意識が戻ると病室で「痛い…」と言いながら目を覚ましました。
主人がしっかりと手を握ってくれて居り、母・妹・弟も駆け付けてくれていました。
予定では2時間ほどで終わると聞いていたのですが、4時間ほどかかったようでした。
意識がはっきりしてくると痛みもはっきり感じるようになり、座薬を入れてもらっても痛みが治まらず、筋肉注射の痛み止めをしてもらい、やっと治まりました。
何とも言えない安堵感、恐怖心からの解放…言い表せない感情がこみ上げてきました。
面会終了時間になり、心配そうな顔でずっと手を握っていてくれた主人、傍らにいてくれた家族たちが帰って行きました。
一晩中痛みと戦いながらも、たまにうとうとしていたのですが、同室だった人が翌日退院なのが嬉しくて、うきうきで一晩中病室とデイルームを行ったり来たり、紙パックのジュースを買ってきては「ズーッ」と音を立てて飲み干すというのが繰り返され、結局寝られずでした。
看護士さんも再三注意してくれていたのですが、一向に聞き入れない人で、一晩だけの同室で済んでよかったです。