vol.414  2022年11月9日
その②
昨晩、カップ焼きそばを食べたが あまりイタダケたものではなかった。そもそもカップ焼きそばでは焼きそばでなくお湯で戻しそばですなあ。

ソースの香るホントの美味しい焼きそばが食べたくなり、市内にある人気の焼きそば屋さんを検索してみた。

やはり日田焼きそばの「想夫恋」(そうふれん)が筆頭。他に「バソキ屋」、「阿羅漢」、「まるひ屋」、「楽乎亭」(らっこてい)と美味しそうな店が次々とヒットした。上記の焼きそば屋さんは いずれも“日田焼きそば”の流れを汲んでいるようだ。

“日田焼きそば”とは大分県
日田市発祥のご当地?焼きそばの事を言う。
作り方の特長は…麺と具材(豚肉、モヤシ、ネギ、ニラ、モヤシ等)とを別々に炒める。
麺は広げてじっくり焼き、頃合いを見てお好み焼きのようにひっくり返す。これが両面焼きと呼ばれる調理方法。
焦げ目のついた麺の上に具材を乗せ、コテで混ぜ、仕上げに特製ソースをかけてなじませる。このソースはあっさり目で、醤油味に近い感じも受ける。
出来上がりの焼きそばは所々パリパリとしていて、楽しい食感。ソースの味も良く大変美味しい。
店の貼り紙には「普通 焼きそばと呼ばれているのは炒めそばであって、本当に焼きそばと言えるのは当店だけ」と自慢げなこだわり文句が…
(以前に食べた「想夫恋」焼きそばの写真です)

ちなみに“日田焼きそば”と言う呼び方は「想夫恋」の商標で、他店では使用できないらしい。

「想夫恋」焼きそばを知ったのは昔の仕事で大分へ出張していた時だった。当時、まだ大分自動車は杷木までしか通じておらず、ここから下道で行かねばならなかった。途中 通過する日田で人から聞いていた「想夫恋」に寄ってみると…独特の食感と味とがエラく気に入って、以来ここを通る度に立ち寄るのが楽しみとなった。

余談ながら、かなり昔の話になるが、まだ自分が20代前後の若かりし頃、東京 板橋はずれの実家近く、駅までの途中で「あぺたいと」という店の前を良く通った。店の前に書かれた“両面焼きそば”の謳い文句に“はて、焼きそばの両面焼きとは一体ナンジャラホイ?”とは思ったものの店に入る事はなかった。調べてみると、ここの店主は若い頃「想夫恋」で修行し、日田焼きそばを広めようとこの地に店を開いたらしい。一度食べておくべきだったな。

さてズラズラと長くなってしまったが、「想夫恋」焼きそばの美味しさはもう十分に分かっているので、他の店の味も食べ比べてみよう。

まず近い所から「バソキ屋」さんに照準を合わせる。
早速美味しい焼きそばを求めて出かけてみよう。

ご報告は後ほど。