vol.263 追記
昨日食べた小籠包?美味しかったのだが 思ってたのと違い〝小籠包と言っても色々あるのだな〟とも思ったが どうも引っ掛かり 疑問が残った。
早速 帰ってから調べてみた。
結論から言って 昨日食べた料理は「生煎饅頭」(シォンジェンマントウ)と言う小籠包とは別物料理のようだ。日本の中華料理店で「焼き小籠包」と呼んで売り出したが中国でも台湾でも焼き小籠包と呼ぶ事はないという。
冷めた肉饅頭を焼いて暖め直していたのが始まりで やがてこれが一つの料理として作られるようになったらしい。
平鍋にギッシリ詰め込み 焼き餃子のように水を少量入れて蒸し焼く。そのため一般的な肉まんよりもやや小ぶり。
カリッとした食感と 中から旨味たっぷりの肉汁が出てくるのが特徴。(ここから焼き小籠包と呼ぶ日本人が出て来たのかな?)
小籠包は ご存知の通り 薄皮に包まれ中身はスープたっぷりの料理。
両者は焼くと蒸すとで調理法も全く別物。
疑問に思ったのは 中国人がやっている四川料理屋さんで何故 生煎饅頭をを小籠包として出していたのか?ということ。自国の料理なら正式な名前で出すのが普通と思うが。
確かに日本人には生煎饅頭という名は知られてないのだが せめて〝焼き 肉饅頭〟とでも言えばよいのに。
日本人だって小籠包はどんな料理だか たいてい知ってるのになあ。
焼き小籠包などと言う見当違いの名付けするくらいだから日本人は小籠包をこのような物と思っている との思い違いをしたのかな?(やや ヤヤコシイですね)
担々麺と 汁なし担々麺と分けて出してるし 焼き餃子もメニューにのっている。 どうやら〝日式中華料理〟で勝負しようとしてるのかな?
う〜ん中国人の商売魂はシタタカなのだなあ。
しかし味は見事に本格中華。
旨いのだから文句はない。