vol.98 2020年6月29日
東京都の発表する感染者が連日50人 60人と増加しているように見える。
しかし いわゆる東京アラートの前後ではその質が違っている。
以前は症状が出て感染の疑いがある患者に検査をした結果判明した感染者の数であった筈だ。
しかし最近の数値は接客を伴う飲食業いわゆる〝夜の街〟を対象に積極的に検査を行い結果判明したものを含んでいる。
陽性判定を受けたホストクラブやキャバクラ従業員の大半は無症状患者であったらしい。
感染者数だけを同列に報道されると一見 事態が悪化してるように見えるが一概にそうとも言えないようだ。
陽性判明者数だけで判断すると東京アラート以後の方が増加してると感じるが前述の通り検査対象が変わってきたせいであろう。
〝夜の街〟以外で判明した陽性患者は大抵は特定施設での集団感染であり 経路の分からない街中感染は僅かであるようだ。
ただ単なる数字で感染者が増えたとか減ったと言われても感染の実態は反映していないし 誤った判断を生むと感じる。
自分も一体 現在の状況はどうなのかを調べようとしたが 検査の実施方法などは詳しく分からず
憶測でしか判断できない。
毎日 新規感染者数だけ発表されても正しい判断はできない。もう少し内容を詳しく説明する工夫はできないものか?
自治体だけでなく報道関係者にもお願いしたい。