vol.95 2020年6月21日
直訳すれば〝黒人の命は大事〟という事か。しかしこれだけではどうもピンとこない。デモの様子や主張するところを見ると〝黒人の命を粗末にするな〟と訳した方がしっくりとする。
アメリカにはアフリカ系黒人が奴隷として連れてこられた過去があり これが今もなお社会に影を落としている。今回 大きな運動の高まりが見られるが 解決にはまだまだ時間がかかると感じる。
日本には一見 人種差別など無いように見える。しかし実は様々な差別問題が存在する。
在日朝鮮人やアイヌ民族への差別や同和問題 。近頃は在留外国人への偏見や差別問題もある。
また高齢者や障害者への差別 そしてHIV ハンセン病 新型コロナ等の感染症患者。学歴 性別 LGBT…ざっと思い付く物を挙げてもキリがない。
これらの差別は大抵は差別される側ではなく差別する側に問題があると思う。 自分の経験から誤った判断をする事もあろう。
偏見 先入観 思い込み 理解不足 思い違い これらの判断によって他者を憎み蔑み自分から遠ざけてしまう。もしこの判断が間違いであったなら相手だけでなく自分までもが不幸となる。
誰であれ社会では平等な機会を与えられるべきだ。そのために自分は他者を〝色眼鏡〟をかけて見ないようにしなければと思う。