vol.89  2020年5月31日
米ミネソタ州で暴動騒ぎ。発端は黒人男性が白人の警察官らに拘束され 首を5分間以上膝で押さえつけられて死亡した事件。
無抵抗の被疑者?を息が途絶えるまで押さえつけ拘束するのは明らかに越権であり許される事ではない。警察官によるヘイトクライムといっても言い過ぎではないだろう。
アメリカに根付く深い人種差別の問題を感じる。

外国の出来事と思っていたら日本でも同様な事が起きていた。
都内渋谷区路上で外国人男性が警察官2人に押さえつけられ首に全治1ヶ月のケガを負った。
被害者はトルコ出身のクルド人。15年前に来日しビザを得て飲食店勤務。
パトカーの横を通り左折した後 追尾してきたパトカーに停止させられ車内を見せるように言われたらしい。歯医者に向かう途中だったのでこれを拒否したという。車を降りた外国人を警官は両腕を掴み地面に引き摺り倒し首を腕で締め上げたという。
〝何もしてない〟と訴える外人に警官は〝なめるなよ〟と言う様子が車内の同乗者により動画撮影されていたらしい。その後応援に駆け付けた警察官らは承諾無しに車内捜索。トランクの段ボールを引き裂いたりバッグの中身を見たり。何も不審な物が無かったのか解放されたという。 
警察官は何か怪しいと勘が働いたのだろうが明らかに違法捜索だ。動画が撮影されているから言い逃れできないだろう。
日本でも外国人による犯罪が増えているのだろうが先入観 偏見は排すべきだ。同じケースで日本人だったらどうだろうか。不審を感じても手順通りの捜索をしただろう。
治安を守る警察官には常に冷静 公正である事を求める。