vol.84  2020年5月21日
自衛隊に〝宇宙作戦隊〟が新設された。我が国への宇宙 サイバー 電磁波等による攻撃を監視するらしい。なんだそれ?
ロシアは衛星攻撃兵器の実験を行い アメリカでは大統領令で宇宙軍が統合軍として再編成 発足された。それに追随し連携するものなのか。どうやら宇宙怪獣の襲来に備え防衛隊を組織するのではなさそうだ。
いずれにせよ我々庶民にはあまり縁がなく防衛上の観点からの動きのようだ。
我々の生活に自衛隊が関わってくるものの一つは災害派遣行動だろうか。被災地で救助や捜査をしたり様々な装備で復興活動をするのが報道される。炊き出しや入浴施設の設置までもこなす。
最近目にした活躍はクルーズ船の感染騒ぎの時の活動。医療支援や乗船者の生活支援等を行ったという。患者搬送の救急隊員や厚労省の検疫官が感染したらしいが自衛官は一人も感染者を出していない。
恐らく対生物化学兵器の訓練も積んでいるだろうから当然の事なのかも知れない。
陸上自衛隊には衛生科なる部署があるらしい。自衛隊病院に配置され各方面隊や部隊毎にも編成されている。まあ軍隊における衛生兵みたいな存在なのだろう。
今回のような感染騒ぎには対応できる部隊を臨時編成するのだろうか。
医療や救急支援だけでなく高度な防疫知識や活動は大いに期待できるものだ。
このような疫病蔓延はまたすぐ起こらないとも限らない。また家畜等に感染騒ぎが起こる事も時々ある。
緊急時に即応する防疫部隊みたいなものを予め常設できないのだろうか?災害派遣は自衛隊の主たる活動でない事は承知しているが 仮想敵の攻撃だけでなくウイルス等の侵略も国家を脅かすものに違いない。
自衛隊の存在意義が討議される昨今 その必要性が高まるポイント稼ぎになるとも思うが。
〝宇宙作戦隊〟よりも多くの国民が納得すると思う。

(追記)あくまでも自衛隊の持つ能力を防疫体制に活かして欲しいと思っただけです。