vol.77  2020年5月11日
日本のcovid感染による死亡者数は646名。 諸外国の万単位での被害者数と比べると桁違いに少ない。
日本の感染対策が有効だった訳ではなくこの数字の差は不思議としか言い様がない。
イギリスは同じ島国であり 初期の PCR検査が大規模に行われず外出制限の厳格化が比較的遅れた。そのイギリスの現在の死者数は三万人を越えている。イギリスが外出禁止を厳格化した3月末は死者数が335人だったが 1ヶ月後には二万近くに跳ね上がり今やイタリアを抜いて欧州ワースト1の被害者数となっている。
似たような状況の日本にはまだ爆発的な被害の増大がみられない。
検査数も桁違いに低く都市閉鎖もしなかったのに何故被害者数が少ないのだろうか。
生活習慣の違いを挙げる人がいる。日常の挨拶で握手やハグ等の身体接触がない事や家に帰ると靴を脱ぐ事等。
しかし それだけでは説明にはならないと感じる。
また日本人は遺伝的にコロナウイルスに対する免疫を持っており自然免疫を獲得してるかもしれないとする人もいるが 確認しようがないし疑わしいとしか思えない。
ある人は日本の状況について「ジャンクフードばかり食べて全く体の事気にしてないのにスマートな体型を保ってる。このような人は無視されるか嫌われるかだ」と例えている。
今の日本の状況は嵐の前の静けさなのかも知れない。
経済活動の再開も大事だが今後の感染情報の推移に注視していきたい。

※その後イギリスの3月末の死亡者数は高齢者施設の死亡者数を含んでいなかったと分かりました。という事は日本の高齢者施設での死亡者は少なかったという事なのでしょうか?
(2020年5月13日追記)