vol.62  2020年4月26日
自分はパチンコはやらない。今まで全く経験がない訳ではないが。パチンコ好きに誘われて何度か付き合いで打ったことはある。確かに自分が打ってる時は周りの騒音もさほど気にならないし玉が出てくるとそれなりに楽しい。
しかし続けて自分からやりたいとは思わなかった。何万勝ったとか武勇伝を語る人もいるが そんな金は決して残らないだろう。それより数分で千円が吸い込まれ一万円あってもアッという間に無くなるという。自分はそれだけのお金を稼ぐのにどれだけの労力がいるかを考えてしまう。
自分はよく真夏の暑い時パチンコ店に涼みに行った。一所懸命 お金を貢ぐ人を横目に ソファーに寛ぎ備え付けのマンガを読んだりして過ごす。騒音にさえ慣れれば結構快適だ。それでも決してパチンコを打とうとは思わない。昔の雀球とかアレンジボールがあったら考えるけど。
パチンコ店にやってくる客は若い人も多いがお年寄りも結構いる。年金を握りしめ1日台に向き合っているのか?とにかく好きな人にとっては生きがいなのだろう。
自粛要請の矛先が3密の殿堂パチンコ店に向けられている。
大阪では営業自粛要請に応じない数店の実名公表に踏み切った。店名の実名公表にどれだけ効果があるか疑問に思ったが案の定他府県のパチンコファンをも集める結果になったらしい。何店かはすぐに要請に従ったそうだが未だにに営業を続ける店もあるそうだ。もはやパチンコ営業の信念みたいなものを感じたが どうやらそれだけでもないようだ。
パチンコ店の換気能力の高さ等も訴えているがそれは些末なこと。閉めるに閉められない事情を訴える経営者がいる。
ほとんどの大手パチンコチェーン店は自粛要請に応じているが問題は中小零細のパチンコ店。
パチンコ等の娯楽産業は「セーフティーネット保証」の対象外となっている。
一般の中小 個人事業主と違い経営悪化の融資策を受けられないのだ。あるパチンコ店経営者は「休業補償してくれとはいいません。職業差別はやめて下さい。従業員を守る為にも一般企業と同じく特別融資を受けられるようにして下さい。」
言い換えれば〝借金させてくれ〟ということか。
国の方針もあるのだろうが各自治体はこのような声も拾っていかなければならないだろう。