子どものイヤイヤ期に参っているそこのパパさんママさん。
本当に毎日お疲れ様です
なんであんなに「イヤッ!」ってはっきり言うんでしょうね。
こちらが親切に、優しく声をかけているのに、
「これ食べる?」
「いやーーーーーーー!!!!!」
「だっこする?」
「いややーーーーーーーーー」
「パパのとこおいで」
「ママがいいいいいいいいいいいい」
・・・・。
「ちっ。なんだよ!」って思うのは当然です。
イライラしちゃダメ!なんて決して自分を責めないでください。
このパターン、みんなイラつきますから・・・。
イヤイヤ期って何?
イヤイヤ期とは、個人差はありますが、1歳頃~3歳頃を指します。
別名、第一次反抗期。
1歳までの乳児期、大人からの世話を100%受けていた子どもは、すべてを受け入れてきました。
大人の力がなければ生きていくことができないからです。だから受け身です。
その状態から、歩くこと、話すこと、握る、つかむ、走る、食べる、視る、寝る、遊ぶことが、自分の意思でできるようになってきました。
想像してください。もはや、特殊能力を手に入れたようなものです。
その能力、あなただったらどうしますか・・・?
間違いなく、使いたい!!!!!!
イヤイヤ期といわれる子たちは、その力を使いたいのです。とにかく使いたいのです。
「おれできるぜ!」って自慢したいのです。
「まかせて、すごいっしょ!」って褒められたいのです。
だから、「ダメ!やめて!いけない!」と言われると、
「できるってばーーーーーーーーーー!!!!!」
だから、全力で「イヤイヤ」っていうんです。
大人から見たら
まだまだできないことも多いし、見ていて危なっかしいし、実際に危ないです。
すべて任せることは早すぎると思います。
しかし、小さな人は未だ先読みの能力を手にしていませんので、
今、目の前を全力でチャレンジします。
イライラせずに、天才能を引き出すポイント
大人は、そのチャレンジを一度受け入れてほしい。
「なるほどね、それやれるようになったのね」
「それやりたかったのね」
その受け入れが少しあるだけで、イライラ度は軽減されます。
イライラとは、自分の思い通りにいかない時に起こりやすいものです。
その思いがあると、少しイライラが解放されます。
60%ルールを適用します
60%ルールとは、100%の完璧な状態をあきらめることです。
残りの40%は…あきらめましょう!
というよりも、100%の人なんていませんよね(私も含めて)。
子どもの自立を促したいのであれば、このあきらめる感覚は大切です。
例えば、皿に入ったポテトチップスを自分で取って、バシャーーー!と落としたとします。こぼさないで食べる想定を100%だとしたら、まあこぼすくらいは想定内。掃除すればなんとかなります。
「自分で飲む!」とお茶を飲み始めた。「きっと…こぼすんだろうな」と想定し、
こぼさなかったら「おおおおお!ラッキー!!!」。
100%を想定するから、それにそぐわなかった時にイラつくんです。
最初から小さな人だから、60%くらいがちょうどいい。
子育てのゴールは?
子育てのゴールは、親元を離れて自分で仕事をして生きていく、自立だと思います。
あなたのお子さんが、大きく育った時に、
A:失敗するかもしれないけれど自分からチャレンジしていく人、
B:失敗すると怒られるからチャレンジしない人。
あなたのお子さんはどっちの人になってほしいですか?
今の時期は、間違いなくイラつくし、つらいし、心がいっぱいになります。
しかし、この時を上記の受け入れで乗り越えれば、
自ら考え、自ら行動し、挑戦して自立する人に育ちます。
あなたのお子さんは天才です。
その天才能を押し殺さず、存分に引き出していきましょう