栄養についての本の好調ぶりと昔のアフィリエイトブームとが重なります。
 
こんにちは、ひろあ、です。
発達障害のお子さんの成績アップのサポートをしています。
 
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最近では、藤川徳美先生の本が出るたびに、アマゾンでは売り切れ、
2~5週間以内に発送という事態になります。
 
 
栄養と心の状態がつながっている。
そう理解する人が増えたことはとても嬉しいことです。
 
私自身も発達障害のお子さんの成績アップには食事の改善が必須だと思っています。
でも、これだけ盛り上がっているのが、少しだけ怖いなと思うところもあります。

この盛り上がり方は、10年前くらいのアフィリエイトの盛り上がりと個人的には似ているなと思うからです。

10年前くらいにアフィリエイトが盛り上がった時に、
私もアフィリエイト教材を買いあさりました。

アンリミテッドアフィリエイト
アフィリエイトファクトリー
パワーアフィリエイト

まあ、いろいろ買いました。

そのどれも、クオリティが高く、きちんと実践すればアフィリエイトで稼げるものばかりでした。

アフィリエイトがあやしいっていう人は仕組みをちゃんと理解していないんですね。

また、インフォトップさんや情報商材を売るASPさんも日々努力をされていて、
実践をきちんとすれば結果が出るものだけを出すようにされています。

私も稼げましたが、会社をやめていけるほど稼げませんでした。

理由は、どの情報商材も良くできていたから、だと思います。

要はいろいろつまみ食いしてしまって、打ち込みきれなかったということです。

1つのアフィリエイト教材に絞り込んで、時間をかけて、勉強もして、
そうすればよかったと今は思います。

そのあと、いろいろあって、アフィリエイト自体の活動ができなかった時期とかがあって、
今に至るわけですが、あの時の盛り上がり方に非常に似ているなと思ってしまいます。

一部の人たちはすごい結果を出す。

その一方で、情報としては優良なんだけど、
その情報に振り回されてしまう人たちがたくさん出ました。

どれもこれも買ってみると、中身がすごくいい。

ちょっとやってみて、自分と同じくらいに実践を始めた人がすごい結果を出す。

そうすると、自分に合うものがほかにもあって、それに出会えば自分も結果が出るのでは?と思ってしまう。

そして、別の人のアフィリエイト教材を買ってしまう。

ちょっと結果が出るけれど、すごく結果を出す人には及ばない。

だから、また別の何かを買ってしまう。

はい、10年前の私です(苦笑)

で、今の栄養ブームがちょっとこれに似ているなぁと。

藤川徳美先生
溝口徹先生
奥平智之先生
内山葉子先生
城谷昌彦先生

などなど、ほかにもたくさんの熱意も知識もあって、患者さんの力になれる医師がいて、
その方たちの本がたくさん出るようになっています。

でも、一方で、
この方たちの細部の主張は違うんです。

ある先生はAという食材は良いと言い、ある先生はAという食材は避けたほうがいいと言う。

こういうことがあると、
自分で試したり、お子さんに与えたりして、思ったような効果が見られなかったとき、
やっぱり、Aという食材は良くないのではないか?と思いがちなんですね。

本当は目には見えないけれど、良い効果が出ているかもしれないのに。

どんな食材でも、プロテインであっても、
メリットだけを受け取ることができる食材ってないんですよね。

それを知っていないと、改善しきれないんです。

たとえば、便通が良くなるって、便秘がなくなるっていうだけじゃなくて、
そんなに力を入れなくてもするって出てくる。

こういうのも便通の改善だと思うんです。

だけど、みんながTwitterとかでつぶやいたり、アマゾンに書くのは、
便秘がなくなりました!みたいな【すごい効果が出たとき】なんです。

本当はちゃんとすっきり出せて、おなかの不快感が減少しているかもしれない。

そんな上向きの効果があるのに、ほかの人が経験している【すごい効果】を経験したくなるんです。

○○先生の本の通りに実践したら●●になった!

こういう善意からくる報告を見ることで、
その本を実践している何割かの人は「私はそこまでの効果を感じられていない」と思ってしまう。

そして、もっと、ほかに私にあうものがあるかもしれない、すごい効果を実感できるものがあるかもしれないって探して、
先生たちの主張の細部の違いに動揺し、前に進めなくなってしまう。

10年前に私が経験したようなことが起こるのでは?

と思っています。

10年前、私はそれなりに結果を出していたのに、
同時期に始めた若い人たちがどんどん結果を出すのに焦って、別の教材、別の教材って探してました。

でもね、アフィリエイトって時間をかけられる人が有利なんですよ。

10年前、ネットビジネスで台頭していったのは、学生が多かったんです。

それは社会人よりも圧倒的に「時間がある」というアドバンテージを持っていたからです。

そこに私は気づけなかった。

いつか私を爆発的に成功へ導くアフィリエイト教材にであえる。

そんな思いにとりつかれてしまった。

今の栄養・食事療法のブームというのは、それに近くならないかな?と思ってしまいます。

誰かの大きな声が、この本でこんなによくなりました!という声が、
そんな効果が出るなら、私にだって、私の子どもにだって、そう思って、次々に違う本を読んでしまう。

そして、その1つ1つはきちんと書かれた良い本なわけで、
自分にあった最適な1冊というのを探し続けてしまうのではないか?

本当は1冊の本の実践に絞りながら、
足りない栄養があるかもしれない、こういう食事のほうが自分や家族には会うかもしれない。

自分に合う方法へと徐々にカスタマイズしていくしかないんです。

劇的に効果がある人って、食事・栄養の場合、かなりのマイナススタートの方が多かったり、
実は体からのアプローチ方法(ヨガやストレッチなど)をその前にマスターしていたりと、

土台が違うことが多いんです。

そして、何割かはプロテイン飲むだけで、劇的な改善しちゃう人だっているわけです。

2019年になって、栄養と心の問題の本がすごいペースで出ています。

すごく喜ばしいことなんですが、なんでも、過ぎたるは猶及ばざるが如し、なんです。

全部いい本。

だからこそ、迷いや混乱を生んでしまう可能性がある。

1冊の本、1人の先生のやり方を中心に据えながら、
上手く勉強をして必要なことだけを取り入れられる人はちゃんと改善してくと思います。

でも、みんなが言うほど、自分や自分の家族の改善が見られないと不安になり、
別の本、別の先生に行く人が出てくるでしょう。

せっかく、目には見えないけれど、良い変化が起こってきているのに、
別の方法に切り替えることでリセットされてしまう。

そして、また1からになる。

10年前の私のようにそれを繰り返してしまう人もいるのではないか。

良いものがたくさん出ることからくる混乱。

それが起こるような気がしてなりません。

日本には古くから守破離という言葉があります。

私もいろんな先生の本を読みますが、軸にするのは1人にしています。

私なら内山葉子先生です。

美味しいものを食べ、基本的には食べ物から栄養をもらう。

これが私の中心の考えで、
サプリメントやプロテインはその補助という感じです。

だから、飲み忘れることもよくありますし、それでいいと思っています。

人によっては、プロテインがメインで、
日々の食事はコミュニケーションツールという人がいてもいいと思います。

まず、気に入った先生のものを中心に据える。
そのやり方を守ってから、ほかの先生のものを取り入れたりして、
そして、自分なりのやり方をしてその先生から距離をとれるようにする。

そんな意識が大事だと思います。

いい本がたくさん出るのは素晴らしいことですし、
実践された方の喜びの声が溢れるのは本当に良いことです。

でも、
だけど、

その本に、その声に右往左往してしまう人が今後たくさん出てくるんじゃないか?

ちょっとそれが心配になったので、記事にしました。

実践するなら、複数の本を最初に読んだとしても、誰か1人に絞りましょう。

それは直感で良いと思います。

そこから、徐々に徐々に自分のやり方にしていきましょう。

ではでは。
 
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