塾の講師が見た現在の学校の現実【中学の絶対評価】

 

こんにちは、ひろあ、です。
発達障害のお子さんの成績アップのサポートをしています。

 

・サイト上でも発達障害についてまとめています。

⇒『発達障害のお子さんの成績を上げる方法【親子ための発達障害の教科書】

 

公立中学の評価といえば、私が中学生の時代は相対評価でしたが、
現在の公立中学校は絶対評価に移行しつつあるように思います。

 

 

それにたいして、高校は絶対評価でした。

高校のほうが気前よく成績をくれたように思います。

 

大学入試は推薦入試をのぞけば、当日テストの一発勝負。

指定校推薦に関しての成績は関係がありますが、
それ以外は関係ないので5段階で「4」はかなりやさしくついた印象です。


それに対して、
公立中学校の絶対評価はちょっと違います。

公立高校の入試には内申点が使われます。


当日テストと内申点と1:1、1:2、2:1と比率は地域によってまちまちですが・・・・


公立高校入試には大きく調査書(内申点)がかかわります。


なので、全員オール5では具合が悪い。


A中学校はみんな5だけれど、
B中学校は厳しいテストを課して1~5までまんべんなくいる。


これは極端な例ですが、これだとA中学校に行けたお子さんは有利で、
学区がB中学校のお子さんは不利です。


生まれ育った地域によって有利不利がついてはいけない。


だから、どうなるか・・・・


テストが難しくなります。

 

できるだけ成績をばらけさせて、

 

1がつく
2がつく
3がつく
4がつく
5がつく

 

その成績が「正当」であることを示さなくてはいけません。

そのために、テストが難化する傾向があります。


あるんですが、やはり、同じ都道府県内であっても違いが出てきます。


私の経験だと、

教育感度が高い地域はテストが簡単になっていく。

教育感度が低い地域ではテストが難しくなっていく。

 

これは印象なのですが、教育感度が高い地域は、
学校の先生があれこれ言わなくても勝手に家が勉強させます。


だから、テストの順位がそのまま成績でいいわけです。


教育感度が低い地域は、授業が崩壊しているケースも少なくありません。

そして、授業を崩壊させている中には実は賢い子も多い。
小学校の時に無理やり進学塾に入れられて、その反発から荒れるお子さんもいます。


そういうお子さんは、授業を受けていなくても、それなりの点数を取ります。
でも、大人しいお子さんはうるさい授業を我慢しながら受けて、
うるさすぎて勉強がまったくわからないという面があります。


だから、テストを難しくするんです。


その分、平常点(宿題など)の配点比率を高くして、そういう子を救済するようにしているように見えます。


この辺はあくまで印象です。


テストの結果はテストの結果、という先生もいますし、
生徒に舐められたくないからと極端にテストを難しくして、
保護者からのクレームで飛ばされた先生もいます。


それでも、テストが難しいと授業態度意欲関心や宿題の有無で、
少し成績をおめけしてあげられる。


そういう面があるように思うんです。


ただ、これには怖いところがあって、先生の好き嫌いが2~4の成績に大きく関わっていきます。


公立中学校は絶対評価になることで、
お子さんの生まれた地域によって本当に学校の過ごし方が変わっていきます。


教育感度が高い地域は一生懸命に勉強だけすればいい。


それがそのまま成績に反映されます。


それにたいして教育感度が低い地域は、先生の顔色をうかがわないといけません。
また、荒れやすい地域にはきつめの先生が配置されることも多く、
その点でも心の優しい子どもは日々ストレスを受けながら授業を受けなくてはいけません。


だから、教育感度が高い地域では、
テレビでCMをしているような塾や家庭教師でいいわけです。


でも、教育感度が低い地域では、その地域のことをよく知っている講師がいる塾がいいです。


成績がどうなるのか、教師との相性やその学年の生徒の質によって、
お子さんの成績はかなり左右されます。


内申点が思うようにつかなかったケースに備えて、
こういう受験方法がある、こういう学校がある、学校の探し方や大学入試を見据えた高校受験の仕方を知っている人、そういう講師がいるところを探すとよいと思います。


実は教育感度の低い地域でも、
そこで一生懸命頑張っている生徒を欲しがっている私立の高校さんがあったりするんです。


教育感度の高いところは、レベルの高い昔からブランドのある学校に行こうとします。


それにたいして、内申点の絡みから、そういった高校を目指せないお子さんたちが、
教育感度の低い地域には大勢います。


だから、そういうお子さんをなんとか発掘しようとされている私立高校さんってあるんですね。


そして、もちろん、授業料の減免もあります。


そういう学校をたくさん知っている人。


そういう塾を探しておくと、成績が上がらなくても、いい進路を見つけてくれます。


単純にお子さんの成績を上げればいい。


そういう地域もありますし、そうじゃない地域もあります。


そんなこと知らずに住んでしまったことは多々あると思います。

だからこそ、まわりの塾はいくつか把握しておき、
どんな進路先があるかその塾に問い合わせてみましょう。


思った以上に進路のことを知っている塾に出会えたらそこにしましょう。


教えるのが上手いだけではなく、
どういったお子さんの進路があるかを知っている塾を探す。


もしも、思った以上にお子さんの成績が上がらないなら、
お子さんの問題ではなく、地域の問題ではないか?ということを考えてみてください。


親御さんの学校の常識は20年くらい前です。


それだけあれば学校の常識は変わります。


ぜひ、お子さんの成績についてはお子さんの中だけの問題にせず、
学校の常識が変わり、また、地域の問題もあるのではないか?


ということを意識してみてください。


お子さんと学校についてはまた違った見方ができると思います。


ではでは。

 

 

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