金曜日もリハビリ出社でした。
週2日から少しずつ増やしていく。
そこから慣れていく。
さすがに10か月も休んだので、なかなか大変だと自分でも思っていた。
思っていただけだった。
通勤も問題なし。
昼過ぎに眠くはなったけど、勤務中は問題なし。
で、普通に仕事を回された、と。
医者からは軽作業しかしてはいけない、と指導されている。
それは上司にも伝わっている。
医者から直接に。
でも、私がいない間のプログラム開発・改善は完全に停滞していた。
技術的な分析が必要だったり、細かい知識が必要だったりするものは放置されていた。
浦島太郎状態だったので、休んでいる間の説明を受けている時も、なんとなく話に質問を入れてくる。
即答してやる。なんでそんなこともわからんのだ。
実現が難しいツールがある、と言う。
ちゃちゃっと作ってやる。なんでこんなものが作れないのだ。
・・・はっ。
乗せられている!
こうやって仕事を増やされ続けて体調を崩していたのに。
それに気付いただけでも大きな収穫があった休職だったわけで。
いかんいかん。
私に今必要なのは「適度にサボること」。
「やる事をやらない」
のではなく
「できる事だとしてもやるとは言わない」
というサボり。
他の人が出来ない事は自分がやらなくてはいけない。
その気持ちは大切かも知れないが、自分を犠牲にするのは間違いらしい。
やれない人間がやれるように努力しないのが悪い。
そりゃそうだ。
私が即答できることを何か月も悩む時点で力不足を認めない人間が悪い。
「帰ってきたらやらせればいい」
その気持ちがあるから自分達でなんとかしようと思わないのだ。
そう考えられなかったから、ありえないほど仕事を抱えてダウンした。
今までも同じことをしていた。
これからは自分のために仕事をしよう。
そう思いなさい、とケースワーカーに指導を受けた。
まさにその通りだ。
私はサラリーマンであり、組織の一員でしかない。
組織で解決出来ないのは会社の体制に問題がある。
それを個人が無理して穴埋めをしてしまうと、会社は問題に気付かない。
今の人員でこなしているのであれば増員もしてくれない。
こなせないのが正しい。
そう思わなくてはならない。
仕事を始めて27年。
うち、4年は遊ぶか体調を崩すかしていたけれど。
自分がしなければならない事に気付けた10か月を大切にしたいわ。