チョイノリのクラッチは自動遠心クラッチと言うもので、
チョイノリに限らず。JOGやDIO、250のビックスクーターにも使う、
今や定番のクラッチシステムですよね、
 
エンジンの回転やリアタイヤの負荷などをセンサーで読み、
コンピューターで検測して最適なクラッチ操作をさせるなんてハイテクな事は一切してません、
 
仕組みは簡単、単純!回転による遠心力のみ!
 
基本的な仕組みはドラムブレーキと殆ど同じで、
シューを開かせて周りにあるドラムに押し当てると言う簡単な仕組み、
摩擦させるって感じですかね、
 
クラッチは遠心力と摩擦力で機能していると言って良いのかも、
 
単純だからこそちゃんと動いてくれないと困るんです。
 
 
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回転方向は黄色い矢印方向にグルグル回転してるんです。
 
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この赤○部分が重り、ウエートで、足に比べてモッコリしているのが、
いかにも重そうに見えます、
単純に重ければ回転が少ない遠心力があまり掛からない状態で開きやすくなり、
軽ければ回転が上がり、遠心力が強く掛かりだしてから開く方向になりますが、
重すぎるとアイドリング時でもクラッチが開いてしまいますので、
この重さのバランスが絶妙なのかと思います。
 
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スプリングを外します、チョイノリのクラッチスプリングは柔いので、
簡単に外せますね、
手で開いて見ます、
やっぱりかなり硬い、結構な力を入れてやっと開いたって感じですね、
これが良くないんですから、ここをメンテします。
 
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まずは赤○のシャフト部分に潤滑剤をシュと吹いて、
手で開いたり閉じたりコキコキとオイルを馴染ませて、
パーツクリーナーで洗浄して再度潤滑剤を吹き、またコキコキと、
これを数回繰り返しますと動きが軽くなって来ます、
シャフト部はこれでOK!
 
次に黄色○部分、U時型の溝にグリスを薄く塗って、
この溝は相手側のクラッチにあるゴムダンパーが入る溝ですので、
相手がゴムなので乾いた状態ですと動きがかなり悪いんです、
なのでグリスを塗って動きを軽くするんですね、
 
一番閉じた状態に戻して、また手で開いて見ます、
最初と比べて動きがかなり軽くなりました。
 
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メンテでバラしたついでにクラッチスプリングを交換します、
全く前兆も無くいきなり折れるスプリング、
このスプリングが折れると走れない事はないですけど、
アイドリングで止まれなくなりますね、アイドリングでクラッチが繋がってしまい、
止まるとエンジンも止まってしまったりで結構面倒になります、
信号待ちが出来ないとか、
 
何よりスプリングは硬い材質なので、中で色んなパーツをガリガリにしますから、
それが問題かもです。
高価なパーツじゃないですから、エンジンオーバーホール時や、クラッチ関係をバラす時に、
ついでに交換しておいた方が無難だと思いますよ、
後は距離での管理ですかね、10000kmぐらいで交換するとか、
長距離走る方は早めに交換が良いかと、折れる前兆はありませんから、
 
左がお古で右が新品、クリップも付いて2個セットになっているのは
良心的かと、
お古の方が爪が少し伸びているように見えますかね。
 
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組み込み完了。
 
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オーバーホールしたドリブンと合体させてクラッチASSYの出来上がり。
 
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しかし重い固まりですよね、
2kgぐらいあるのかな??
 
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エンジンに戻して作業終了です。
 
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テスト走行、
今までよりかなり低い回転でクラッチが繋がりますね、
クラッチの動きを軽くした結果だと思います、
クラッチの繋がりもスムーズと言うか滑らかで良い感じです、
半クラが絶妙なタッチですね、
燃費も良くなるかな?
 
スプリングを交換しなければお金は1円も掛からないメンテですから、
是非お勧めします、
違いがはっきり分かりますよ。