ベアリング交換の為にバラしたついでに各部を確認していたら、
トルクカムの溝に問題を発見して、
それに時間がかかって感じんのベアリング交換が後回しになったので、
やっとこベアリング交換に入ります、
まずは裏面のニードルベアリングから抜き取ります、
ベアリングエキストラクターをセットして、
ゆっくりと引き抜きます。

ニードルベアリング抜き取り完了。

上面にあるボールベアリングの裏にあるスナップリングを外したら、
このベアリングはシャフトを使って叩いて打ち抜きます、
叩いたからシールが外れてただの標準型のベアリングになっちゃいました。

箱に入っているのがニードルベアリングで、
袋に入っているのがボールベアリング、
今回はスズキの純正品をつかいます。

THAILAND??
国産品じゃないのかい!
ベアリングは国産のNTNでしょう!

タイ産のNMBとか言うメーカで、
2412 ZZタイプ、
両面スチールシール付きのZZタイプ
なんでZZを使うのか?
10円硬貨と殆ど同じ大きさの小さいベアリングですよね、
外周のアウターレースの厚みが殆どない、
このタイプは打ち込みに一番神経を使うんですよ~

ベアリングだけをシャフトに入れて見た、
シャフトの段差で位置決めをするんですけど、
あのドリブンプーリやクラッチを組んだ部品の重い塊をこの小さいベアリングだけで
支えてるんですよね、かなりの重労働、可哀想なぐらいです、
反対側にニードルベアリングが入りますが、ニードルベアリングはただの受けでガイドベアリング、
位置決めはしてませんから、
通常ベアリングは回転方向にしか負荷はかかりませんが、
このベアリングは横方向にも強い力がかかるんです、
ドリブンフェイスが組み込みされベルトを通じてフェイスが強制的に開かれますので、
このベアリングが強く横方向に押される力がかかるんです、
だからベアリングがずれない様にベアリングの裏にスナップリング入っているんですね、
プーリーの強い開閉やクラッチの衝撃、リアタイヤからの力など、
このベアリングはいったい幾つからの攻撃を受けてる事か?

何で両面スチールシールタイプのZZベアリングを使うのか?
あくまで私の推測ですが、
このベアリングには直でクラッチのアウタが組み込みされるわけなんですけど、
クラッチのアウターって色が変わるぐらい熱を持ちますよね、
その熱が直接ベアリングにも伝わるわけで、
標準のオープンベアリングだと直ぐに中のグリスが流れ出して、
簡単に焼き付きを起こすんじゃないですかね?
だからグリスを閉じ込めできるシール付きのZZを使うのではないかと思いますけど?
後は直ぐ上がクラッチだからグリスが飛び散りクラッチの滑りを起このを防ぐためとか?

圧入工具探し、
外径のアウターレースが薄いので理想は外径より少し小さい物が良いのですが、
この薄さは難しいですよね、
少しでもスチールのシールに当たればシールが潰れてベリングが回らなくなりますし、
まずは17mmのディープソケットが殆ど同じ大きさですけど、
ベアリングより少し小さいワッシヤーが欲しい、
探したけどいいのがない・・・

で、最高の物があったんです、
中に10円硬貨が見えますか、その下にベアリング入っています、
10円硬貨と同じ大きさのベアリングって言ってましたが、
10円硬貨が少し小さく最高のサイズなんですよね!

ベアリング圧入!
こちらの方向からやりがちですが。

ひっくり返して
こっらから圧入ですコンコンとベアリングが上がってくるのが見えますし、
安定するのでこの方向が良いかと。

ベアリングが圧入出来たら、
忘れずにベアリング裏にスナップリングを入れましょう。

次に裏面にニードルベアリングを圧入、
このニードルベアリングは国産品、
両面にゴムシールが付いてますね。

片面が青いシールで裏面が黒いシール、
青いシール面を外に向けて。

圧入完了。

トルクカムの溝に入るピンとローラも結構痛んでますよね。

ですので新品に交換です。

本来チョイノリのこの部分はグリスを使わないドライで組み込みしますが、
やはり金属ですから少しの潤滑は必要かと、
グリスを薄く塗りながら組み込みします。
グリスを塗ったからって壊れる事は無いはずですからね!

カラーを被せて、
この辺りもグリスは塗りましたよ。

手で作動確認!
スライドさせてスムーズに動くか確認、
硬かったり引っ掛かりがあるようならまたバラして確認です、
今回はスムーズにスライドしますのでOKでしょう。

ドリブンフェイス、センターベアリング交換終了!!
トルクカムの修正も完了!
さぁ~クラッチを組んで!

でもまだまだなんですよね、
まだクラッチを整備してないですから、
次はクラッチ編になります。