FAKY "Candy" セルフライナーノーツ | HIROオフィシャルブログ「THE URBAN JOURNEY」Powered by Ameba

FAKY "Candy" セルフライナーノーツ

FAKYのCandyについて、セルフライナーノーツを書いてみたので、良かったら読んでみてください^^





今回FAKY再始動が決まって、デビュー曲「BETTER WITHOUT YOU」から携わらせて頂いているのもあって、何か新しいことに挑戦したいと思ったのがこの楽曲でした。いままでのカッコいいFAKYにプラスアルファしたいなぁと考えたときに出てきたのが「赤いアメが食べてみたい?それとも青いアメ食べたい?」でした。多分、今までのFAKYだったらこのフックの部分は英語で歌ってるイメージだったのですが、あえて良い意味での違和感を残したくて。最初この部分は英語でお願いしますというお話しがあったのですが、どうしても日本語で行かせてください!と、ダダをこねて笑、この形になる運びとなりました。


この赤いアメと、青いアメ、実は映画「マトリックス」の、青い薬を飲むと仮想現実の世界のまま、赤い薬を飲むと真実の世界に目覚める、どちらの世界がいい?と選択を迫られるシーンから拝借させてもらってます。
「Candy」のストーリーは、恋愛において主導権を握る女子のお話で、「世界中で・・・昔々から伝えられてきたIt’s a girls’ secret」とあるように、歴代のアメリカの大統領の裏には必ず妻という裏ボスがいました。彼女たちが上手く夫をプロデュースしたことによって実際当選したケースが多いそうです。男性は素直なところがあるから、アゲてくれる女性がいてこそ成功することが多いのかもしれません。


主導権を握る女性像を強めるために、男性の描写もちょっと皮肉ってて、
「オイシイとこだけ探して味わってる 夢中の合間に奪ったheart」のラインは、人間らしさみたいなのも表現出来て、個人的にも曲中で一番好きなフレーズになりました。


男性をアゲる女性の為のガールパワーアンセム、「Candy」。
「CANDY 甘い味のワケは知らないでいてね so don’t wake up」
男性を引っ張っていく能力を備えている女性、真実を知っている女性は、どこか孤独で、逞しくて、地球上で一番強い存在なのかもしれません。