神社の狛犬が左右で違い、獅子と麒麟の像であるとリポートしました。
獅子はライオンで間違いないのですが、麒麟とは現在知られている首の長いキリンではなく、架空動物のユニコーン(一角獣)が東洋に伝わったのだそうです。たしかにキリンビールの図柄である麒麟にも、ユニコーンのようなツノがあるように見えます。
神社の狛犬は、実際には獅子と麒麟。ライオンとユニコーンを左右に配する、とてもカッコいいデザインなのです!  ↓最近出たビールのラベルです。高級感があってカッコイイです。
聖書中、申命記33章で、モーセが死に際に12部族に預言めいた遺言を遺しているのですが、その中でも特にヨセフの子孫に向けて特別の祝福が添えられ、他部族よりも多くの行数を割いたメッセージが記述されています(申命33:13〜17)。
特に17節で「ヨセフの子らは選り抜きの雄牛。その角で地の果てまで敵を突く」とあります。
ヨセフの子らはマナセとエフライム2部族に分かれたため、角を1本だけ強調する形で、エフライム族がユニコーンをシンボルとしていました。
ライオンはユダ族なので、イスラエル12部族をリードしてきたユダ族とエフライム族が協力して、神社を守っているというメッセージになります。

ライオンとユニコーンの図柄は大英帝国(ユナイテッドキングダム)の国章でもあります。

ロスチャイルド家の紋章はこのようになっています。こちらが先なのかもしれません。


こちらはスコットランド国章。ライオンとユニコーンが左右入れ替わり、神社に多く見られるのと同じ配置でしょうか。

京都御所清涼殿に保管されている本来の狛犬像はこうなっております。平安時代の記述によれば「向かって右が獅子。黄色で口を開け、ツノは無し。向かって左が狛犬(麒麟)。白色で口を閉じ、ツノがある」と規定されていました。
入り口から見るか玉座から見るかで左右入れ替わっても、黄色いライオンと白いユニコーンは変わらないということです。

沖縄のシーサーはこのようなかたちです。ツノはないようですが耳が強調されています。口は阿吽(あうん)で左右も神社と同じです。

IPPONグランプリのスタジオセットもライオンとユニコーンにそれぞれ翼をつけたデザインでした。

日本の天皇家も実は隠された正当な紋章がある(菊紋はその一部)と言われています。明治時代に京都御所の門に飾られていたのものを写真にとり、それをスケッチしたのが下の絵だそうです。
次回、この絵について考察していきます。