かもめのジョナサン: 【完成版】 (新潮文庫)/新潮社
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題名だけは知っていましたが、「完成版」という文字がすごく気になり、買っちゃいました。



書名からして、「自由」をイメージさせる言葉ですが、中身を読んでみると、そのイメージが更に強まります。



この本の主人公が訴えるのは、ただ惰性的に生きるのではなく、自分をより高め「自由」を得ることに価値がある、ということです。

しかし、それを真に理解するのは難しく、人々はつい安易に流れがちだし、また、表面的なことに触れただけで、「分かったつもり」になってしまいがちです。

この本を最後まで読んでいくと、私たち人間は、そんな「弱さ」とともに、それでも自分なりの理想をつかんでいこうという「強さ」も同時に抱え込んでいるのかもしれないな、と感じました。



この「完成版」では、当初発表時から、新たに第4章が加わっているとのことです。
確かに、第3章までで終わらせても、物語として完結しているように読めるんですが、第4章が加わることで、より深い読み応えを感じることができ、かつ、読後感も爽やかな感じでした。

やっぱり、名作と言われるだけのことはあります。