プロローグ


令和5年2月16日(木)

「かなりの確率で膵臓癌ステージⅣですね」

「肝臓にも小さな影が幾つか見えます」

「手術はできません」


「そうですか…まいったな…」


総合病院消化器内科の診察室にて


ドラマと違うのは、余命を聞く事はできなかった


最初に頭に浮かんだのは、妻の顔

どうやって伝えるべきか?

涙を拭く姿が浮かぶ

急に体が固くなった


そして中3の娘が高校受験を控えている事

長女の自動車学校やら、短大の実習の事やら


診察室の机に目を落とす。


まさか予想していなかった診断結果


膵臓の病気だろうとは、思っていたが…


肝臓転移のステージⅣとはっ!!



そして出た一言。


「まいったな…」


何から考えて行けば良いのか分からず

淡々とその後の説明を聴き、診察室を出る


足が少し浮いてフワフワしていた。


車に乗ってから、膝が震えて来た


凄く怖くなった。


初日はこんな感じでした


ブログに書きたい事、沢山ありすぎる…


ゆっくり綴って行きます。






次女が以前作ってくれたオムライス合格