日常と非日常 | WEBエンジニア社長のブログ

日常と非日常


フィリピンズ上空
今はクアラルンプールへ向かう飛行機の中
。飛行時間は約7時間。離陸してから4時間半が過ぎた。ちょうどフィリピンズ上空。クアラルンプールで乗り換えてペナンへ行くからまだ半分も来ていない。

眼下にはペイズリーのような島(たぶん)がたくさん見える。おそらくこのあたりの海は浅いのだろう。


今回は長く11日間の出張だ。マレーシアに6日間、中国に5日間滞在予定。
もともと、中国にいる部下のためにも各1週間で年4回は行くことにしているが、グローバルな組織変更にともないマレーシアに行く回数がそれよりも多くなった。今年は既に5週間の出張。約3分の1は海外にいることになる。


初めて行く場所はそれなりに楽しみもあるが、何度も行く内に慣れてきて、新しいことがなくなる。同僚と食事に行ってもつい家族のことを考えてしまう。
出張も1週間を超えるといい加減帰りたくなる。まだ1歳になったばかりの娘、妻と時間を共にしていた日々が恋しくなるのだ。

一人が気楽だったので人より少し多めに独身時代を過ごした。が、結婚して2年、娘が生まれて1年が過ぎた。どうも今は家族と暮らす方が精神的に安定するようだ。


昨日の夕方、私はベランダに続く窓やサッシの掃除をしていた。すると娘が胡坐をかいて座っていた私のひざの上に座ってきた。私にくっついていたいらしい。手にしていた小さなおもちゃをこねくり回している。春の陽気で割りと暖かかったので、しばらく窓を開けて娘と一緒に外を眺めていた。
私が掃除をしている間、妻は晩御飯の仕度をしていた。クリームシチューだ。私のリクエストである。
そのうち風呂が沸いたので娘と一緒に入る。娘は凝りもせず、ビニルの人形を洗面器の中に入れたり出したり何十回と繰り返している。人形はブタ、ウマ、ウシ、ヒツジ、ヒヨコの5つがあり、娘のお気に入りたちだ。
食事にはワインとフランスパンが付いていた。我が家ではシチューの時の定番になっている。テレビを見ながらあれこれ話す。
食後、娘は私にまとわり付いて(まだ話せないため)ワーワー、ウーウー言ったりして遊ぶ。時々興奮して奇声を上げたり、いつの間にか一人でおもちゃいじりをしたりして遊ぶ。
遅い時間になると眠くなってくるのだが、まだまだ起きていたいらしく、眠気と葛藤していた。軽くウトウトすると元気を取り戻しまた遊び始める。眠さのあまり不機嫌になってくるとこっちが迷惑なのでベッドで添い寝をして寝かせた。
娘が眠りに入ると夫婦の時間だ。たわいも無いことを話して、その内妻が眠くなり先に床につく。
私はリビングで一人本を読む。1時間もしたら眠くなって寝室に行った。

そんな取るに足らない1日を過ごした翌朝、まだ寝ている娘を抱きしめてから、妻に見送られて家を出た。



これから乗る飛行機
電車を乗り継ぎ、予定通り空港に着いたが、ちょうど通勤ラッシュ直前くらいで、スーツケースを持って電車に乗るのは一苦労だった。
私は成田空港でフライト前に必ずすることがある。それは次の順番でする。

1. チェックインを済ませる。

2. 南側の展望デッキに行き、写真を撮る。

3. トイレに行く。

4. ディッパーダンのクレープを食べる。

5. 時間があれば、ラウンジに行ってコーヒーを飲みながら新聞を読む。

6. その後、出国手続きをし搭乗ゲートに行ったら、これから乗る飛行機の写真を撮る。

ちなみに、乗る飛行機の写真は乗り継ぎのときも含めて毎回撮っている。

毎回欠かさずこの手続きを踏んでいる。


無事に帰国してまた日常に戻るためのジンクスである。

今のところ、この手続きを踏んで無事に家に帰れなかったことは無い。