マレーシアにて 山の上にあり得ないもの
普通、山の上にあり得ないものを発見した。
場所はマレーシア ペナン島のEquatorialホテルの近く。
ここがその山への入り口だ。
3つくらいの出店が出ていて、ドリアンやマンゴーの果物
を食べられるように切って売っていた。
夕方の6時を過ぎているのに、割と多くの人がいた。なぜかカップルが多い。
今登ってきた道を振り返る。傾斜はかなりきつい。気温は30度近く、湿度も高いこともあって、5分としないうちに汗だくになる。下山してくる子どもたちの髪の毛がシャワーを浴びた後のように濡れている。
軽装できたことを後悔する。
ポロシャツもすぐに汗でびっしょりになってしまった。
30分くらい歩いた。
いよいよ山頂が近づいてきたようだ。
急だった傾斜が緩やかになった。
右手のほうに山小屋が見える。
お腹がすいたので、何か食べ物が無いかと期待した。
山小屋をみると、?!。ジムだ。
ベンチプレスなど多種多様なものが10台以上はあった。
普通のジムで見かける光景がそこにはあった。
皆礼儀正しく譲り合いながら体を鍛えている。
使うのは無料だ。
さらに進むと公園にありそうな運動器具が並んでいる。
しかも、満員でみんな真剣にやっている。
子どもも含めてふざけて遊んでいるような人はいない。
マレーシア、侮れない。
国を挙げて国民の体を鍛えようということなのだろうか。
一応、眺望も楽しむ。
そういえば、やたらと皆同じような格好、ジャージを着て登っていたのはこれがあったからなのだ。
この山は登山やハイキングの山ではなく、山そのものが運動する場所だったのだ。
下山している途中、4~5kgはありそうな水の入れ物を持って上っている人が数人いた。これも運動のためなのだ。
きっと何往復もしている人も中にはいるだろう。