養子とやくざ | WEBエンジニア社長のブログ

養子とやくざ

アメリカでは未成年の子どもを養子とした件数が年間13万組あり、その内海外の子どもを受け入れたケースが約2万3000組だそうだ。
日本では年間1600組、内、海外の子どもを受け入れたケースは500組である。
アメリカの人口は日本の約2倍であるがそれを考慮しても差が大きい。


私はすぐに、人生にいかに余裕があるかがその違いを生んでいるのではないかと思った。

日本と比較してアメリカの住宅は広いし、単価も安い。食料の物価も安い。1年くらい働かなくても食べてはいけるそうだ。労働時間も短い。

日本は住宅が狭いだけでなく、電車の中でも窮屈な思いを余儀なくされる。子育てとなると教育費が問題になる。大学まで通わせると1人2400万円くらいかかる。その様な中で他人の子のことまで考える余裕が生まれるだろうか。もっと人生に余裕を持てるようになれば他人の幸せを自分の幸せとして考えられるようになるのではないか、と。

もう一つは、文化的または宗教的な理由である。アングロサクソンがもつ考えや思想、個人主義などが養子を受け入れるのであろうと。



一方、日本では養子が人身売買の隠れ蓑として利用されているケースが指摘されている。2004年にアメリカは日本を人身売買の「要監視国」に指定した。養子を認めるかどうかの審査が甘く、ヤクザが関わっているということだ。ヤクザなどの国際的犯罪組織は主にフィリピンから小さな子どもを連れてきて、性的搾取や強制労働、臓器移植に利用する。


私は実話としては知らない。しかし、信じられないような話だが私は事実として十分あり得るだと思っている。日本にやってくるだけではなくて、日本を経由して第3国へ送られているケースもあるだろう。なぜ、あり得ると思うか。北朝鮮の国家的な拉致が何十年間もの間横行しているのだ。今もほとんど解決されていない。


私も含めて日本人は考えが甘いし、戦いに弱い。国内にとどまっている限りはそれでいいが、一歩外に出ると海千山千、魑魅魍魎だらけである。常に侵略の危機に直面していた国の人は、無意識に常にやってやろうという考えがある。やらなければやられるから当然だ。
(と、私は感じている。もちろん、全員ではない、が多くの人がそうだ。いざとなったときの返しが早い。議論になってもすぐに反論が用意されていたように出てくる。後から考えれば理不尽に感じることも理論的に、強さで押してくる。これに勝てないと国外ではやっていけない)


養子から話が飛んだが、日本で養子がアメリカと比べて少ないからといって何か劣っているわけではない。アメリカに人身売買の「要監視国」と名指しされたから悪いわけでもない。
大切なのは日本としての独自の考えを持つこと。そして何を言われても身の潔白を主張できるように常に準備しておく必要があること。国際社会でやっていくなら、いつでもすぐに議論できる準備をしておくことが、国際的な信用とリーダーシップを形成するであろうと考える。

個人的には、矛盾するが、”和”を戦いながら広めていきたいと思っている。