プロボクシングのダブル世界タイトルマッチ(2日、東京ドーム)の前日計量が1日、東京・後楽園ホールで行われ、メインイベントの4団体世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。
4団体統一王者の井上尚弥(33)=大橋=がリミットの55・3キロ。
挑戦者でWBA、WBC、WBO1位、IBF3位の中谷潤人(28)=M・T=が55・1キロでともに1回でパス。
絶対王者の尚弥は32戦全勝同士の〝史上最高の日本人対決〟を制し、伝説となることを誓った。
〝モンスター〟と相対した中谷の表情が自然とほころんだ。身長173センチの自身より8センチ低い尚弥に対し、わずかに視線を落として向き合った。
「感謝の気持ちでいっぱい。ここまで万全に仕上げられて闘えることが幸せ」
13秒間のフェースオフを終えると、中谷には珍しく両手を上げて観客にガッツポーズでアピールするパフォーマンス。「よっしゃー」と雄たけびをあげた。
スーパーバンタム級転向2戦目。人気も負けていない。超満員の後楽園ホールには、中谷のタオルやうちわを持ったファンも多く駆けつけた。「たくさんのファンの人の前に立つとエネルギーを感じられる。お互いですけど、仕上がっているので、明日をお楽しみに」と自信を見せた。
エリートの尚弥と、雑草の中谷の激突に「僕自身、積み上げてきたものが出るリングになる。歩んできた僕のストーリーを発揮して、勝利したい」と前日の会見に続き改めて宣言。〝ビッグバン〟中谷が、ビッグエッグでボクシング界の主役の座を奪い取る。(塚沢健太郎)









