あくまでも私の持論なんですが

あくまでも私の持論なんですが

ここに挙げるテーマについての専門的な知識があるわけではありません。
あくまでも私の個人的な見解を好き勝手に語るブログです。
文中敬称は省略させていただきます

  たまには政治について真面目に語りたい


2026年2月10日、高市早苗総理の自民党が解散総選挙に単独過半数の議席を獲得する大勝となった。


まあ通常国会の初日に解散、翌月総選挙という超短期決戦で準備期間があまりにも少なかったとはいえ、今回はあまりにも野党の不甲斐なさが目立った選挙だった。


思えば前年の参議院選で自民党大敗の際、国民民主の玉木代表を首相に擁立してでも政権を取ろうとした立憲の野田代表の思惑が叶わなかった事は今回の野党敗北に繋がる大きな一因であったと言えるだろう。

恐らくは十年に一度あるかどうかという政権交代のチャンスであろう時に、様々な問題はあったにせよ担がれた神輿に乗らなかった玉木代表や己の主張ばかりで団結出来なかった野党に失望したのは私だけではないはずだ。


まあ正直なことを言えば、もし政権交代が実現すればかえって政治や市場の更なる混乱を招くだけだったとは思うが、それでも政権を獲り自ら国を担う覚悟も無いのか、と少なくとも私自身は感じたのである。


逆に、凄まじい内外の逆風の中就任した高市総理の覚悟と行動力は非常に私の目に眩しく映った。

就任直後は自民党が全面的に支持している訳ではない事は見て取れたし、それどころかむしろ党内にも敵が多く非難される事の方が多かったようにすら見えた。

参院選敗北後の政権すら危うかったタイミングで無ければ果たして総裁に就任できたかどうかも怪しかったであろう。

まあそもそもの話、石破茂前総理を党一丸で盛り立てようとする姿勢さえ見えていれば参院選で敗北する事も無かったであろうし、己の利権や官僚におもねる姿が見え隠れし、人気が落ちれば首相の首をすげ替えれば良い等と考えているのが透けて見えるからこそそんな自民党に嫌気が差していたのだ。


だがそんな状況の中、敢えて火中の栗を拾う覚悟と各方面に協力を求めざるを得ない微妙な綱渡りをしながらも逆風に立ち向かう強い意志はまさに私が本来野党に欲していたものだ。


そしてこの不意打ちとも言える解散総選挙は高市総理のしたたかさを感じる強い一手だった。

確かに時期的に予算成立や受験期間、そしてこれは不可抗力ではあったが大雪に見舞われるなど内外からも非難を浴びる決断だったのは確かだ。

総理就任後も実績と言えば国民民主や維新の要望の一部を実行した位で高市総理自身の政策は何一つ実現していない。それどころか具体的な政策を掲げたわけでもなく今の所は理想論しか聴いていないのだ。そこを有権者がどう評価するのかは全くの未知数であり、その点でも高市総理にとっては非常に大きな賭けだった。

だが逆に、良くも悪くもまだ何もしていないからこそ党内の反対で総理自身の政策をなし崩しにされる場面を見せずに済んだとも言えるのだ。

もし何らかの妨害が入っていれば高市総理のみならず自民党に対する評価も大きく下がっていたであろうし、その意味でも強い意志を持った日本初の女性首相、というイメージだけで選挙戦を戦えるタイミングは確かにここしか無かった。


逆に準備期間が取れず、安全保障や原発に対する主張が異なる立憲と公明の合流は最悪手だったと言わざるを得ない。


確かに解散前の与党が単独過半数を取れておれず、維新の会や国民民主の様に己の主張が通りやすい状況が維持出来るのであればその方がリスクも無くやりやすいという判断も分からなくもない。

だがそんな微妙なバランスに頼った手法はそれこそ選挙結果次第の危ういものであり、そんな状況をいつまでも自民が座視し続けるはずが無いのだ。

野党が結集して政権を獲るというカードを自ら手放し、駆け引きの選択肢を狭めた事は自らの首を絞める結果となる。

だからこそ立憲の野田代表が公明との合流を急いだのであり、ある意味現状の野党の状況に最も危機感を感じていたのは野田代表だったのではないだろうか。


だが我々が欲していたのはこの国の将来を託せる国民目線の政策をやり切る実効性のある政権であり、ただ単に議席の数や実現可能な見込みの無い政策を謳う政党ではない。その点を見誤ったのだ。


結果的に自民党も取り入れたため争点にはならなかったが、消費税の「期限付き」「食料品のみ」減税なぞ恐らく誰も望んでいない。

いや確かに食料品だけでも減税されれば助かるとは思うが、原材料費の高騰、例えば米価格の高騰だけを考えても減税したところでその有難みを実感する程値段が下がるとは思えない。


私の様な個人事業主にとっては最も不利益をもたらすインボイスとその元凶である消費税の廃止や税率を一律にしての減税という政策は是非とも実現して欲しいが、それを政策として掲げる党はあってもそれをどのようにして実現させるのか、という点に触れる党、触れていても説得力のある党は皆無と言ってもよかった。


消費税を減税すると社会保障の財源が損なわれる等と反対する勢力は論外だが、かと言ってその対案もないまま減税だけを訴えられても将来的なシワ寄せは我々に返ってくる。そういった責任感の無い発言は信用出来ない。もうそんな政治家に騙される人はいないのだ。


個人的にはこのところ出てこなかった強いリーダーシップを感じさせる政治家ということで高市総理には大いに期待している。

ただ、これ程の自民の大勝は想定していた中でも最悪の結果だと思うのだ。


これまで、確かに自民党が与党として君臨する期間は長かったが、野党という歯止めがあったからこそ辛うじてバランスが取れていた。

だが、野党が弱体化し自民党が大勝した時期には必ずと言ってよいほど我々の生活を無視した政策が可決されている。

今回の争点だった消費税が導入されたのもその比率が上がっていったのも大抵はそういったタイミングだったのだ。

まさか公約として掲げていた食料品の減税を反故にするとは思えないが(まあ食料品の減税については実効性に疑問符が付くという理由でやめる可能性もある)2年後にはその反動で大きく増税されるのではないだろうか。私にはそういう未来しか見えてこない。高市総理ではなく、旧態依然とした勢力が大きな顔で言い出しそうだ。


後は、この大勝を盾に高市総理が信念を貫き、本当に国民の為の政治を行ってくれる事を期待するしかない。

そういう覚悟と強さを感じたからこそ皆が高市政権を容認したのだから。