イングランドvsトリニダード・トバゴ | GOAL!!

イングランドvsトリニダード・トバゴ

6月15日、ニュルンベルクで行われたのはグループBの第2戦

イングランドvsトリニダード・トバゴ

です。

イングランドは勝てば決勝トーナメント進出が決定。

トリニダード・トバゴは負ければ予選敗退が決定する。


今回はルーニーの出番はあるか!

オーウェンと組んでいる姿が見たい!


それでは試合を見ていきます。

前半
前半2分、イングランド初の枠内シュートは意外な選手が放った。

負傷したギャリー・ネビルの代わりに出場したライトバックの

ジェイミー・キャラガーだった。

不得意な左足で打ったシュートはヒスロップが簡単にセーブ。

前半6分、クラウチがパスを出し、ベッカムが粋なスルーを出す。

ランパードのチャンス。強烈なシュートをヒスロップの正面に放つ!!

ゴールキーパーはキャッチできず

オーウェンはこぼれ球を追うがつまずいてしまう。

トリニダード・トバゴはピンチ脱出。

前半16分、ジョー・コールがクロスを出し

クラウチは長い脚を伸ばしきってゴール前で合わせる。

しかし、ヒスロップが手のひらで弾いてコーナーキック。

前半23分、トリニダード・トバゴのキャプテン

ドワイト・ヨークがゴールラインまで進み

ペナルティエリアを横切る好パスを上げる。

ロビンソンは見事にダイビングキャッチ。




前半28分、ヨークが苦痛を味わう。

ペナルティエリアの端から打たれたジェラードの弾丸シュートを

上腹部でブロック。男にしか分からない痛みだ。

治療のためしばらくピッチの外に出る。

前半36分、ヨークがコーナーキックからクロスを上げ

ロビンソンは飛び出るがボールを完全に逃してしまう。

しかし、ファーポストにいたスターン・ジョンは

あと少しのところで決められない。


前半41分、ジョー・コールがパスを出し、絶好の位置にいた

ランパードにつなげるがボレーシュートはクロスバーを越えてしまう。

前半43分、ベッカムがクロスを出し、ゴール前8メートルで

フリーになっていたクラウチにつなげる。

しかし、ボレーシュートはゴール横を大きく逸れてしまう。

このときルーニー出場を求める声がイングランドのサポーターからあがる!!

自分も見たい!あのルーニーが暴れまわる姿を見たい!

・・・と心の中で叫んだ!ルーニーの出場はあるのか?


前半45分、両チームのサポーターにとって凍りつくような瞬間。

ロビンソンはまたもや飛び出しからクロスを逃し

ジョンのヘディングシュートはゴールに入りそうになる。

が!テリーはゴールライン上でクリアを決める。


イングランドは危ないシーンを逃れ、前半はこのまま終了。



後半



後半9分、イングランドは、後半に入ってもリズムをつかめず苦戦。

トリニダード・トバゴのMFビルチャルが、イングランドサイドで

FWのジョーンズと攻め上がるが、DFのジョン・テリーがしっかり守る。

後半11分、ベッカムの素晴らしいフリーキックは

マークから外れたオーウェンが頭で合わせる。

しかし、ヘディングシュートは大きく外れる。




後半13分、エリクソン監督はここで、2選手を投入する!

イングランドのサポーター、足を鳴らして大歓声で迎える。

キャラガーに代わり、レノンが。

そして、ついにこのときが来た!!

オーウェンに代わり

サポーターが待ち望んだ

ウェイン・ルーニー

がピッチに上がった。

オーウェンとのコンビではないが

どんなプレーを見せてくれるか楽しみだ!

後半16分レノンはすでに活発に動き回り

ベッカムがランパードにパスを出すなど

イングランドのテンポが上げるが

ランパードのボレーシュートは、ヒスロップを脅かすまでに至らない。


後半26分、ベーンハッカー監督はここで

もう1人ストライカーを増やすという大胆な交代を見せ

ジョーンズに代えコーネル・グレンを入れる。


後半32分、ルーニーは、クラウチと息の合った連係プレーを見せるが

クラウチが蹴ったシュートはヒスロップの正面。

その1分後には、クラウチのパスを受けたランパードが

右からシュートを放つも、ポストを外れる。

後半38分、トリニダードトバゴは再び引き分けに持ち込もうとする。

しかしベッカムのコーナーキックにクラウチが頭であわせ

ついに均衡を破る。今回は恒例の「ロボットダンス」はなかったものの

イングランドがほっとしたのは明らかだった。

後半46分、ジェラード、利き足ではない左足から素晴らしい

ミドルシュートをゴール左足隅に突き刺し

イングランドの勝利は確実なものにする。

後半47分、トリニダードトバゴのジョンが、シュートを放ち

ネットを揺らすが、オフサイドの旗が上がる。

一矢報いたかのように見えたが惜しくもノーゴール。


というわけで

イングランド 2-1 トリニダード・トバゴ

という結果に。

イングランドはトリニダードトバゴの様子を見るのに時間を要した。

2得点は後半の終盤に挙げられたが

パラグアイ戦で彼らがすべきだったことを今回は実行した。

これでイングランドは決勝トーナメント進出を決めた。

そして今回はルーニーが途中出場した。

怪我が治ったばかりということあってか

以前ほどのキレはなかったものの

怪我の心配はなさそうだ。

トリニダードトバゴに関しては、勝ち点は取れなかったものの

イングランドを脅かすような粘り強さがあった。

今後に期待だ。