「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」


川端康成の「雪国」の有名な一節である。

しかし、特許文献としては非常によろしくない文章である。

「国境の」
 →どことどこの国の境なのか不明確である。

「長いトンネル」
 →主観的表現であって、どれくらい長いのか数値で示しておらず、不明確である。

「雪国」
 →雪国とは、雪が降り積もる国であるのか、「雪国」という国名であるのか、不明確である。


・・・となる。

したがって、正しく書くのであれば、以下の通りとなる。

「上野国から越後国の国境の10kmの長さのトンネルを抜けると、雪が降り積もっている雪国であった。」



情緒もへったくれもねぇよ!ヽ(`Д´)ノ ウワァン