昨晩郵便受けに訃報があった。

友達の奥様が亡くなった。

彼は大学でアメリカンフットボール部の同期だった。

彼に彼女を紹介したのは私だ。

彼女はたまたま合コンで知り合い、家が近所だったことで仲良くなった。

彼女を彼に引き合わせたのも私だ。

これまた私が企画した合コンだった。

彼は私に「彼女と付き合いたいのだがプロポーズしても良いか?」と私に尋ねた。

私は何故そんなことを聞くのか理解できなかったが「勿論」と答えた。

その後彼女から「彼からプロポーズされた」と聞いたが「彼はとてもカッコいいし良い奴だ」と説明した。

彼らは付き合い始めてから1年位で結婚した。

当然披露宴には私も呼ばれた。

私は29歳だったと思う。

同席した仲間と即席で余興をやったと思う。

その後は何度か会食したがそのうち年賀状のやりとり程度となり年賀状をやめたらご無沙汰になった。


亡くなったのは1ヶ月前らしい。

葉書には亡くなった理由について病死とだけ書かれていた。

彼と彼女のあの頃の仲良さげな顔が浮かんだ。

彼女は長い闘病の末亡くなったのだろうか?

それとも突然亡くなったのだろうか?

1ヶ月たって彼はだいぶ落ち着いたのだろうか?

確かお子さんがいたと思う。

亡くなった奥様のことはとても残念だが、残された彼が心配だ。

まぁお子さんもいるから大丈夫だろう。


と、同時に「あぁオレは独身で良かった」と思ってしまう。

何と悪い性格だと情け無くなるが、そう思ってしまった。

そして彼女を想い「人はいつ死ぬかわからない」とも思ってしまった。

これまた全くもって不謹慎だ。


日本人の平均死亡年齢は、男性は81歳、女性は87歳らしいが、彼女は57歳で亡くなった。

これは100歳も生きる人もいれば若くして亡くなる方もいることを示していている。


私はいつまで生きるのか?

薬や手術で無駄に生きながらえた末の死がどれほど意味があるのか?

57歳で亡くなった彼女の存在意義はなんなんだろうか?

残された家族はどんな気持ちなのか?

色んなことを考えるが、最後は面倒くさくなり「やっぱり独身で良かった」となる。

そして最低最悪な男だと自己嫌悪。


私は根本的に何かが欠けている。

まぁこれが私なのだから仕方がない。


とにかく彼がこの先も幸多かれと願う。


で、「オレだっていつ死ぬかわからない。仕事なんてしている場合じゃないよなぁ」と思ってしまう。

早期退職に向け前進するキッカケとなった。