夏といえばプールですね。小さいビニールプールで遊ぶ分には水が貯まるのに時間がかからず、その都度入れ替えて遊べばいいのですが、大人数の子ども達がプールに入れば汗や皮脂などで水が汚れます。衛生的に楽しむためには塩素消毒を考慮しないといけませんね。
うちの保育園でも塩素剤を使って消毒しています。その投入量の計算方法が結構面倒なので調べてみました。

プールの水量などいろいろと数値がないと計算できませんが、いくつかの値は決まっています。
以下の4つをかけて、

 ①×②×③×④ = 【消毒剤】g

です。何グラム入れればいいかわかります。 


①目標残留塩素(ppm≒mg/L)
これは遊離残留塩素濃度で、飲料水なら0.1~0.4、浴槽やプールなら0.4~1.0、藻対策なら2.0、高濃度消毒は50~100です。
プールの残留塩素0.4 ㎎/L から 1.0 ㎎/L が望ましいことになります。 

②プール・水槽の大きさ(㎥)
縦m×横m×深さmで求められます。
うちの園だと、


★INTEX 長方形フレームプール 300cm×200cm×75cm を使っていますが、水をどのくらい貯めるかで深さが変わりますね。
21cm貯める場合だと、
3m×2m×0.21m(21cm)=1.26㎥ です。

もう少し小さいプールもあります。


★パタパタプール 10角
対角:約1,580mm×高さ:370mm
満水時:約700リットル
ですが、水深20cmの時は、400ℓ=0.4㎥ です。

③塩素剤係数
これは、薬剤によって数値が違います。
うちの園では日産化学 ハイライト SPA60を使っています。1.67です。

以下に主な薬剤ごとの有効塩素係数を列記しますが、最終的には薬剤の説明書などをしっかり確認してください。
1.11…スパクリーン、バススター
1.43…トヨクロン、スタークロン、ハイクロン、高度さらし粉
1.67…バストップ、スパクリーン60GS、バススター、ハイライト
5.0…スパクリーン20TB
などなど。

④使用目的係数
飲料水 1.0、浴槽水 1.4、プール 1.5、藻対策 1.8、高濃度 2.0 
で、プール1.5です。
 


実際に、うちの園のプールの場合の消毒剤量を計算しましょう。
①目標残留塩素は0.4~1.0ですが、1ppmとしましょうか。


②プールの大きさは園によりそれぞれ違いますね。
★INTEX 長方形フレームプール 水深21cmで1.26
★パタパタプール 10角 水深20cmで0.4

③塩素剤係数は薬剤もそれぞれ違いますね。ハイライトSPA60を使う場合 1.67


④使用目的係数は、プールなので1.5


★INTEX 長方形フレームプール 水深21cm
1ppm×1.26㎥×1.67×1.5 = 3.1563g → 3.16g だいたい、塩素の粉を指で5ツマミぐらいの量です。


★パタパタプール 10角 水深20cm
1ppm×0.4㎥×1.67×1.5 = 1.002 g → 1g  指でひとつまみぐらいですね。

 

塩素といえば20gのタブレットもありますが、

あの20gという量はかなり大きいプール用です。

↓だいたいこのプールの7倍の大きさで、水深21cmなら、20gタブレット1個ですね。


 



ちなみに、塩素濃度の計測には、うちの園では日産化学工業 残留塩素試験紙 アクアチェック3 を使っています。

 


3つの値を測定できますが、見るのは塩素濃度だけで十分です。買う時に調べて、安かったのがこの商品だっただけで、塩素濃度だけがわかる商品であれば何でもいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人気ブログランキング