微分音の「4分音」なら、12平均律の「12」で割り切れる数字だから、12平均律で表現できそうですね? = 4分音は12平均律で表現可能?!

というようなことを言われて、ちょっと考えてみました。

12平均律には、4分音や8分音などの微分音は含まれません。
ドの半音上は、ド#。ドの全音上はレ。ドの半音下はシ。

たまにこういう誤解や混乱を招くのは、音楽には「4分の4拍子」「8分音符」「全休符」等の言葉があるからです。
・《n》分の《n》拍子
・《n》分音符、または休符
・《n》平均律
・《n》分音
・《全 or 半》音
・《全 or 半》音階
・《全》音符、または休符

こういった言葉で混乱してしまいがちです。

全音・半音と、4分音という言い方を分かりやすく以下に示します。
半々音、半々々音、1分音、2分音、という言い方は普通しませんが、分かりやすくするために書きました。

○音  n分音 レと○まで n平均律 cent 
──────────────────
全音   1分音 レ~ミ  6平均律 200cent
半音   2分音 レ~レ♯ 12平均律 100cent
半々音  4分音 レ~レキ  24平均律 50cent
半々々音 8分音 レ~レキ↓ 48平均律 25cent

 

 

 

 


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