【NICT 今日の宇宙天気情報
(日報:2014年10月29日
15時00分 (JST))】
概況・予報
活動領域2192でMクラスフレアが発生し、太陽活動は活発でした。
今後1日間、太陽活動は非常に活発な状態が予想されます。
太陽風速度は通常速度の400km/s前後で推移し、地磁気活動は静穏でした。
引き続き今後数日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。
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太陽活動
太陽活動は活発でした。
活動領域2192で28日13時54分(UT)にM1.6/SFフレア(14時6分(UT)に最大、14時23分(UT)に終了)が発生しました。
その他に活動領域2192などで、Cクラスフレアが数回発生しました。
活動領域2192は、面積が増加しましたが、黒点数は減少しました。
活動領域2198が、新たに出現しました。
過去にXクラスフレアが発生し、面積が非常に大きく、磁場構造が非常に複雑な活動領域2192では、今後、Xクラスフレアが発生する可能性があります。
今後1日間、太陽活動は非常に活発な状態が予想されます。
■本日/昨日における活動領域(黒点群)
領域番号、位置、面積、黒点数、黒点群のタイプ、磁場構造
2192 S13W71 2680/2380 36/51 Fkc/Fkc βγδ/βγδ
2194 S11W36 30/ 40 1/ 2 Hax/Hax α/ α
2195 N08W07 50/ 80 5/ 9 Cso/Csi β/ β
2196 S03E12 10/ 10 1/ 1 Axx/Hax α/ α
2197 S12E10 10/ 20 5/ 7 Bxo/Cri β/ β
2198 S14W18 10/ - 1/ - Axx/ - α/ -
■過去3日間に発生した主なフレア
発生時刻(UT)、最大時刻(UT)、終了時刻(UT)、領域(発生時の位置)、X線/光学、電波バースト、関連現象
10月26日10:04 10月26日10:56 10月26日11:18 2192(S18W40) X2.0/2B なし なし
10月26日17:08 10月26日17:17 10月26日17:30 2192(S12W46) M1.0 なし なし
10月26日18:07 10月26日18:15 10月26日18:20 2192(S12W46) M4.2 なし なし
10月26日18:43 10月26日18:49 10月26日18:56 2192(S12W46) M1.9 なし なし
10月26日19:59 10月26日20:21 10月26日20:45 2192(S12W46) M2.4 III なし
10月27日00:06 10月27日00:34 10月27日00:44 2192(S14W44) M7.1/3B III なし
10月27日01:44 10月27日02:02 10月27日02:11 2192(S12W59) M1.0 III なし
10月27日03:35 10月27日03:41 10月27日03:48 2192(S12W59) M1.3 なし なし
10月27日09:59 10月27日10:09 10月27日10:26 2192(S18W48) M6.7/2B なし なし
10月27日14:12 10月27日14:47 10月27日15:09 2192(S17W52) X2.0/2B なし なし
10月27日17:33 10月27日17:40 10月27日17:47 2192(S12W59) M1.4 III なし
10月28日02:15 10月28日02:42 10月28日03:08 2192(S14W61) M3.4/1B なし なし
10月28日03:23 10月28日03:32 10月28日03:41 2192(S12W59) M6.6 なし なし
10月28日11:02 10月28日11:06 10月28日11:11 2192(S17W62) C5.3/1F なし なし
10月28日13:54 10月28日14:06 10月28日14:23 2192(S18W72) M1.6/SF なし なし
(注)フレア
・太陽面で発生する爆発的なエネルギー解放現象。
・SDO衛星の極端紫外線カメラ画像及びGOES衛星のX線カメラ画像にて発生の様子が確認できる。
・GOES衛星のX線観測において発生したフレアの最大値により小規模なものからA・B・C・M・Xの順にクラス分けされている。(GOES衛星のX線観測データ参照)
(参考データ)
GOES衛星の太陽X線データ
http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/xray_5m.html
太陽画像サマリー(STEREO探査機のサイト)
http://stereo-ssc.nascom.nasa.gov/beacon/beacon_secchi.shtml
NOAA/SWPCによる最新のフレアリスト
http://www.swpc.noaa.gov/ftpdir/indices/events/events.txt
http://www.swpc.noaa.gov/ftpdir/indices/events/yesterday.txt
ひので衛星による太陽面画像データ(X線画像、可視光部分画像)
http://hinode.nao.ac.jp/latest/
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地磁気活動
地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度は通常速度の400km/s前後で推移しました。
この間、太陽風の磁場強度はやや強い6nT前後で推移し、磁場の南北成分は時折-6nT前後の強い南向きの状態となりましたが、地磁気に大きな乱れはありませんでした。
SDO衛星の極端紫外線画像(AIA211)によると、今後の地磁気に大きな影響のあるコロナホールは観測されていません。
SOHO探査機の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO探査機の太陽コロナ画像(COR)によると、今後の地磁気に大きな影響を与えるCME(コロナ質量放出)は新たに観測されていません。
引き続き今後数日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。
(参考データ)
ACE探査機による太陽風観測
http://www.swpc.noaa.gov/ace/MAG_SWEPAM_24h.html
27日の太陽周期プロット
http://swnews.nict.go.jp/rt/crl_27d.html
(注)ACE探査機の太陽風観測データと地磁気への影響
・ACE探査機は太陽と地球の引力がつりあうラグランジュ点(L1)の近くで、太陽風を観測します。
このラグランジュ点を通過した太陽風は約1時間後に地球に到来しますので、ACE探査機は太陽風の乱れを地球に到来する約1時間前に見つけることができます。
・太陽風の速度(黄色)及び磁場強度(白)が高い程、地磁気への影響が大きくなる。
・磁場の南北成分(赤色)が南寄り(-方向)となった際に、地磁気への影響が出やすい。
( )表示はACE探査機の太陽風観測データにおけるプロットの色
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プロトン現象
静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移しました。
(参考データ)
GOES衛星 高エネルギー粒子
http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/pro_3d.html
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高エネルギー電子
静止軌道における2MeV以上の高エネルギー電子フラックスは、4000[個/cm^2/sec/sr]未満のやや高いレベルで推移しました。
引き続き今後1日間、高エネルギー電子フラックスはやや高い状態が予想されます。
(参考データ)
GOES衛星 高エネルギー電子
http://www.swpc.noaa.gov/rt_plots/elec_3d.html
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電離層
臨界周波数8MHzを超える強いスポラディックE層(注1)が確認された地域と時間帯を報告します。
※発生時刻は日本時間(UT+09時間)です。
国分寺(東京)
29日
11:30
山川(鹿児島)
29日
12:45から13:00
F層臨界周波数は、概ね中央値(注2)付近で推移しました。
※稚内(北海道)は、観測機器のメンテナンスのため、一部時間帯のデータが確認できない状態となっています。
日本上空の全電子数(TEC)は、28日の夜遅くから29日の未明にかけて、中高緯度の地域でやや低めでした。
今後1日間、地磁気に大きな乱れはなく、電離圏も概ね静穏な状態が予想されます。
日本上空でデリンジャー現象の発生は確認されませんでした。
今後1日間、Xクラスフレアの発生に伴い、デリンジャー現象が発生することが予想されます。
※時間帯の記述は日本時間(UT+09時間)です。
(注1)スポラディックE層
・日本付近では夏期に突発的に高度100km付近に現れる電子密度の高い層。
・通常の電離層では反射されない高い周波数の電波を反射する。
(注2)F層臨界周波数の中央値
・過去40日間の同一時刻に観測された臨界周波数を大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。
(注3)TECの中央値
・過去6日間の同一時刻に観測されたTECを大きさの順に並べたとき中央にくる値。
・中央値とほぼ同程度ならば電離圏は静穏な状態と考えられる。
デリンジャー現象及び短波伝搬状態の週間予報です。(発令日:10月28日)
< 日付 > 29 30 31 1 2 3 4
<デリンジャー現象> 2 2 2 0 0 0 0
< 短波伝搬状態 > 4 4 4 4 4 4 4
【解説】
・発令日翌日から7日間の予報です。それぞれ左から順に日付と対応した予報となっております。
・デリンジャー現象の予報
0=ないでしょう・・・・・・30%未満
1=ややあるでしょう・・・・・・30~50%未満
2=かなりあるでしょう・・・・・・50%以上
・短波伝搬状態の予報
5=極めて静穏
4=概して静穏
3=やや不安定
2=不安定
1=非常に不安定
(参考データ)
NICT 電波伝搬障害研究プロジェクト
(電離圏概況等のリアルタイム速報など)
http://wdc.nict.go.jp/IONO/index.html
※電離圏観測はシステムメンテナンス作業等に伴いデータ更新に不定期な遅延を生じる場合があります。
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活動度指数
活動度の指数です。
10月28日の太陽黒点相対数は、75、9月の月平均値は、88でした。
10月28日の太陽黒点総面積は、2790でした。
10月28日のf10.7は、167でした。
10月28日の地磁気K指数合計は、19、最大のK指数は、3でした。
短波伝搬を予測するための、10月と、11月と、12月の太陽黒点相対数の予測値は、それぞれ74、73、72です。
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