あたしが 奪ったもの。 | 無

あたしが 奪ったもの。

世の中には

幾千の素敵な言葉があるけれど

正直、すぐ、忘れてしまう。




なにより大切なあなたが
あなたのすべてを懸けて

最高のタイミングで放つ言葉ほど

ありがたいものはない。




同じくして、



あたしが
生命の一個体として
不格好なまま兎に角く吐き出した言葉ほど

縁を懸けての存在証明であり


人を傷付けるものはない。





文字形式のカタチじゃないの。

その意味を
深く探って、




はじめてあたしは
涙する。