帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜 -34ページ目

帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

4度結婚したオンナの、「幸せ」の追求と日々。
5年間のタイ、バンコク生活から2018年末に台湾、台北に移住し、5年。
約10年余の海外生活を終え
2024年春から拠点を日本に。
2025年4月2冊目商業出版決定✨✨


日本に居る時、30過ぎて始めた

#大人バレエ 最初は近所のバレエサークルでした。



2度目の離婚で引っ越しを余儀なくされ、そのサークルには行けなくなり


それから各地のオープンクラスをジプシーのように彷徨いました。


お教室が定まって、かなりハマったのは40代でした。


その間の私生活は激動の時、再婚や離婚や経済的にも大きく揺さぶられる時でした。


「踊っている場合じゃない」


何度も何度も 中断しながらも

バレエ(を習うこと)は完全にはやめられませんでした。


「身体を動かす」ことだけに集中し、他の一切を考えず、

「頭が空っぽ」になる時間は

私にとっては「救い」でした。


習えたり、離れたり、また習えたり、いつまでも上達しないまま

長いブランクを経て、また再開したり、を繰り返してきました。


ヘタでも ただ好き だったのです。


心地の良いクラシックの音も、音にのらないぶざまな姿が映る大きな鏡も、少し緊張しながら入る始めてのスタジオも


ただ好き でした。


海外に拠点を移した後は、

特にお教室選びが困難で、レッスンが出来たり、出来なかったりという時期が続き、相変わらずのペースでした。


それが更年期のめまいや不調で、この56年はすっかりバレエから離れてしまい… 

「もうやりたくてもできない」

勝手にそう思い込んでいました。



コロナ禍で引きこもる生活も相まって、ベッドがソファでゴロゴロする日々、ストレッチすらしなくなっていました。


夫からは「寝たきり」と呼ばれて

お散歩で息切れするくらい体力も落ち

まずいなぁとは思っていました。


やりたいけど… 


もうすっかり動かなくなった自分の姿を鏡の中に見る勇気もないまま月日は流れていました。



やりたい 


と思う気持ちに蓋をして過ごしてきたのです。


それが、着付け講座のために借りたオフィスから徒歩数分の場所にあるスタジオに通っている知人の写真をSNSで目にし


蓋をしていた

やりたい… 


気持ちに

従ってみることにしました。


とりあえずの「体験レッスン」

続けるかどうかはわからない


数時間だけ「やりたい」を叶える時間。



もちろん身体は思うようには動かず、体力に不安もありました。


マスクもした状態ですから無理せず、気分が悪くなったら座って見学することを事前に伝えての


超超超超久しぶりのバレエレッスンでした。




とにかく楽しかったです♪

細胞の隅々まで 嬉しい気持ちに満たされていく感覚。


これが欲しかったんだ、と思いました。


着物を着付けている過程でも

着付けを教えている時間にも


好き という思いが溢れます。



日常のさまざまな瞬間に

ああ、これが好き

と意識し始めると、

好きとそうでもないことに溢れていて(笑)

その中の「好き」にフォーカスすると案外 毎日ご機嫌に暮らせるものだなぁ なんて。



あなたの「好き」はなんですか?

コーヒーを飲む瞬間だとしたら

淹れる時の香りを嗅いだ瞬間も、手にしたカップも、「好き」な瞬間ではないですか?


細かく「好き」を見つけると 意外にもたくさんあって


「幸せだなぁ」と思う私は

幸せのハードルが低いなぁ(笑)


今日も幸せに♫



インスタリール