台湾 着付けプライベートレッスン | 帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

帰ってきた hirokimonon 〜南国10年からの本帰国4度目の結婚生活と着物のこと〜

4度結婚したオンナの、「幸せ」の追求と日々。
5年間のタイ、バンコク生活から2018年末に台湾、台北に移住し、5年。
日常着として「着物」を愛用、旅行含め「着物」に関するあれこれを綴ってきました。
2024年日本を拠点に再出発

着付けは以前ひととおりは習った…はず?!
という台湾在住の日本人女性が
今、プライベートレッスンに来てくださっています。


「覚えられない」
「忘れてしまう」

とおっしゃる彼女。

毎週コンスタントにレッスンの予約を入れて下さいます。


私としては
3回くらい通われたら、あとは単発で必要な時にブラッシュアップにきていただけたら…という感じでプログラムを組んでいます。

もちろん、ずうーっと通っていただいても良いんですけど…😅



「覚えられない」
というのは

何かを 暗記しようとするから。

「忘れてしまう」のは

着る回数が少ない、間があいてしまうから。



どういう意味で、この紐をここにかけるのか。

この布はどこに繋がっているのか、

ということを理解しながら

着付けの手順を繰り返していく。


ご自身の体型、お顔立ち、なりたい雰囲気
にはどのくらい衿を抜くか抜かないか、
衿合わせの位置をどこに決めるか、

など 自在に調整出来るようになるのが理想です。


「ただ着る」なら
手順だけ覚えれば良いのです。

過去に手順は習ったけれど、

その上で私のところに来てくださるのには
「その方の理想」があり、
それが叶うかもしれない、という期待からなんだと思います。

私はその期待に応えなくてはなりません。





1回目の写真がないため、
2回目と3回目の着姿の写真ですが、

1回目と2回目はゆかたレッスンでした。
3回目の今回は着物着付けレッスン初回となります。







差は歴然ですね😆

2回目のゆかた着付けは 補整なしです。
3回目 着物着付け初回の着付けでは、
補整+襦袢

着姿がかなりスッキリしています。


ゆかたの時はインナーが洋装のまま(スポーツ用)でしたから、
衿が抜けなかったんです。

衿を抜くのは
衿を立てないことにも繋がります。

さらに、補整をしっかりしたことで、
膨らまずにおさえることに成功しています。

補整をする=大きくなる というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。

が、そうではありません。

着物姿のラインを整える、
という事なので、


ただ胸を潰す (潰す、よりはおさえるイメージ)

のではなく、

なだらかなラインに整えたい💖

凹みを埋める
タオルを巻く
などなど

ではなく、


着物の形状を歪めずに身体に添わしたい💖のです。



着姿をイメージしながら
長着を着る前の段階で70%〜80%
長着を着て帯を結んで 100% に
補整は完成させていきます。


なので、もしかしたら
補整やりすぎ?!の方は あれ?となるかもしれません。




とても鍛えていらっしゃる方で、上半身にしっかりボリュームがあります。



お胸にボリュームのある方とひとことで言っても

お肉が柔らかく動くタイプなのか
お肉にハリがあり、動きにくいタイプなのか、

鎖骨まわりからの骨格や肉付きがどうなのか、
など個人差があります。


彼女は既に、和装用の補整下着はお持ちでした。

がもう一つ、手を加え

紐の位置
伊達締めの素材や巻き方やその位置などに気をつけました。

結果、
着姿がまるで変わりました。



補整をして襦袢を着るところまでで、
着物着付けの最終形のほとんどが決まってしまいます。


そんな事を体験していただけたら、というのが着物着付け初回のレッスンとなります。


経験者ということで、

着物着付け初回でこんなにスッキリした美しい着物姿が出来上がりました💖


帯は銀座結びかお太鼓結びを
その方のライフスタイルに合わせて、教える順番を変えます。

今回はお太鼓結び



いただきもの、ということで、
長さも少し短かったのですが、
綺麗なお太鼓結びが結べました💖




着付け講座でうまく出来ても、
ご自身がご自宅で再現出来ないことには意味がありませんので

是非とも
頻繁に着物を着て
再現性を高めていただきたいと思います😆

ありがとうございました💖