もうすぐ一時帰国。
一年のうち、3ヶ月ごとに4回は日本へ。
主な用事は、私の場合
爆買い(笑)
タイに売っていないもの、
売っていてもやたら高くなってしまっている食品類
こだわりの調味料、
取り寄せたビタミンや化粧品、
そして、着物や帯、小物などなど…。
行きはほぼ空っぽのスーツケースに大きなバックと、大きなリュックを詰め、帰りは
それらにパンパンに戦利品を詰めて戻ってくるのだ。
着物は大きなバックに持てる分だけ、と決めている。手持ち荷物として機内に持ち込むので、自分で持ち歩ける限界の大きさと重さ…。
毎回約10キロ前後となる。
かなり肩に食い込むし、フラフラになる(−_−;)
そろそろ、厳しい。
「まだ増やすの?」と私から幽体離脱したワタシに、夫より先に聞かれている…。
夫には持ってもらうわけにいかない(≧∀≦)
夫は私の買い物に口は出さない(お金も出さない)けど、
さすがにこの3年間での着物の増えようには何か言いたそう…(^^;;
で、言われないように、自分の荷物は自分で持つ。
重いなぁ、しんどいなぁ、と思いながらも、その中身の着物や帯をどんな風にコーデしていつ着よう、かと考えはじめるとチカラがみなぎるのだ(笑)
(ポパイのほうれん草みたい)
大抵、購入するお店は決まっている。好みもはっきりしているし、支払いや配送に配慮してくれているアンティーク着物を主に扱うところが2軒。
たまに、新規開拓したりもするが、やはり、ある程度コミニュケーションが取れるようになったり、お互いに慣れると、写真との色味の違いや状態なども想像出来たり、サイズ、用途、様々な相談が出来る。
何よりもその方と繋がっていたい、と思ってしまう。
いち、販売員とお客ではなく
素敵な提案をしてくれる着物の達人と、着物好きなワタシ、という関係性が嬉しくなってしまうのだ。
こういうタイプは買い物依存になりやすいらしい(≧∀≦)
気をつけないと!(もう遅い?!)
さらに、
今回は、「着てください」と託された
大切な着物が届く。
娘さんが、着ることはないからと、亡きお母様のお着物を親戚の方を通して、私に託してくれるというのだ。
保管状態も日本のようにはいかない、タイ在住の、赤の他人である私を選んでくれた。
縁があってやってくる着物達。
縁を繋いでくれた着物達。
私はその思いも一緒に纏う事になる。
大量に遺された中から、
私に似合いそうな、好きそうなものを選んでくれた、と連絡があった。
申し訳ないような気持ちと、
ありがたい気持ちとで最初は複雑だった。
だが、その思いを汲み取るかのように、
「着ていただける事が嬉しい」との言葉をのせてもらい、
「ありがたく受け取り、大切に、着る機会を作ろう」に変わった。
着物ならではの話である。
ハイブランドのビンテージの洋服などももしかしたら、受け継がれる場合もあるかもしれないが、稀な事だろう。
祖母から母、そして娘へ
そうならなかったものが、リサイクルや古着として市場に出回ったり、レンタルなどで利用される。
私の手元にやってくる着物達。
しつけ糸が付いたまま、新品や、お手入れ後の状態のものが多い。
持ちきれない程の思い(重い)バックを抱えるため…
筋トレでもしよう。
そんな週末…。