タイに来て最初の1年目に着ていたのは、ほぼゆかた。なので着物歴にはカウントしていない。
(タイ生活はちょうど4年が過ぎた)
タイ生活2年目には、洗える着物、綿やポリを手軽に着ていた。これが着物歴1年目としよう。
そして、このタイ生活2年目の半ばあたりから増えてきたのが、正絹のお着物…。
タイ生活歴から一年遅れる着物歴2年目、3年目にはゆかたよりも、洗える着物よりも、
手入れの大変(そう)な 、
正絹の着物を良く着るようになっていた。
私には、一年のうち4回ほど日本に一時帰国する機会がある。
その都度、前以て注文したり、お取り置きしてもらっていた着物や帯(その他)を、
手持ちにて、7キロから10キロほどタイに運んでくるのだ。
そうして増えた着物類は、今や最初に持ち込んだゆかた10枚を軽く数倍超える(≧∇≦)
洗える綿やポリ、なんたらシルック的な着物は増えるかと思いきや、10数枚にとどまっている…。
以前にも書いたが、タイで正絹の着物を着る、保管するのは、環境的に過酷極まる(>人<;)
空気が汚れていて、
ちりほこり、その他が降り注ぐ。
水たまりは、雨水だけでなく、何故か頭上からポタポタ…
エアコンの室外機からの水などが、歩道の真ん中に落ちる仕組み…
道路はガタガタで、ブロック同士の隙間には隠れ水たまりが仕掛けられ、踏みどころが悪ければ、それが飛び出し足元に浴びることになる。
雨季がある、突然のスコールがある。
湿気が多く、暑い。
なんたって常夏、汗をかく。
着物専門のクリーニング店はない。
私の着物師匠は、洗える着物以外はタイに持ってきていないらしい(−_−;)
それが正解‼️
と、わかっているものの…
物欲が…。
で着物にハマり中の初心者である私は、週一ラジオの番組には、着物で行く。
それ以外にも、お出かけに気が向くと着物で行く。
大量に持ち込んだおかげで、一回着ると、着物ハンガーに吊るし、風を通し、ほとぼりが冷める頃には、畳んで仕舞う。
ひと月に同じ着物を3回も着ることはあまりない。多くて2回、大抵1回着たら、しばらく吊るして、畳んでしまう。
そんなローテの為、
正絹の着物は、一度袖を通したか通さなかったか…で仕舞われようやく一年が経つ。
汚れたか?と言われると微妙…。
もちろん、洗える着物はやはり出番が多い。
一度袖を通したら、吊るしておいて、また着る。
2〜3回着たら、洗ってから畳んでしまう。
汚れはしっかり落ちているはずだ。
じゃあ、正絹の着物は???
いつ、お手入れをしたら良いのだろう???
とっかえ、ひっかえ着るのでなく、
ワンシーズン、何枚かを決めてローテさせ、シーズンが終わったら、クリーニングなりあらいばり、なりに出すものなのだろうな…。
と思いつつ、
すでに、とっかえひっかえ着てしまった私はどうしたら良いのだろう??
日本のように袷はこの時期、という感じではないが、着れる時期はこれからの乾季‼️
ここぞ!とばかりに着る気マンマンだが、乾季でも、日中は30度近い日もあるし、出かける場所次第では、単の着物も着る。
なので、単の着物がシーズンオフ、というわけでもない。
さすがに絽や紗は一旦お休みして、一番暑くなる(40度を超える)4月までは、着なくてよいかな?!
とも思うが…。
別に一年中絽や紗や夏着物、ゆかたでも、実はタイなんだからいいんじゃないか、とも思う。
では、いつのタイミングで何を
洗うなり、お手入れをしたら良いのだろう??
という事で疑問は、着物師匠に!
返ってきた答えは、
「あまり洗うと生地が痛むのよ」
( ̄◇ ̄;)
なるほど…。
頻繁にクリーニングなり洗うものじゃないのね…。
「あきらかに汚れた、という場合はいそいでシミ抜きの必要があるけど、それ以外はやはりシーズンが終わってから」
シーズンがわからない私はまたもや迷宮に…。
師匠は、
・クリーニング(丸洗い)
・あらいばり (縫い目をほどき、長方形の状態にしてから洗い、仕立て直す)
・シミ抜き (シミの部分のみ)
・パールトーン加工 (撥水加工)
などの説明をしてくれた。
なんにせよ、タイでは出来ない事ばかりなので、一時帰国時に持ち帰ってやるしかない。
という事で、初の、お手入れ‼️
をする事にしました。
何をどうしたか、どうなったか、などはまた追ってレポします。
何せ、海外暮らし。
一時帰国は弾丸日程。
引き取りは、また3ヶ月後?!
乞うご期待を(笑)
着やすい色柄だった為、珍しく出番の多かった小紋。
香港のアートバーゼルの会場や街歩きをしたので、多分汚れているはず。
シワシワだね😂
お正月に自宅の中だけで着た友禅。
ちょこっとシミ…
取れるかな?
ラジオに一度、披露宴に一度着た訪問着。
袷だから、汗かいたかも…。
さて、とりあえずはこの3着。
一緒に日本に帰りましょうか✈️