先日、ベニバラ兎団劇団員・飯田南織さんの
客演舞台「ツキヨミノヒカリ」を
観劇してきました('-^*)/
今回は客演舞台という事で、
何時も観るベニバラ演劇とは
異色な舞台演出で女優「飯田南織」さんの
また違う側面が見る事が出来ました・・(*゚ー゚*)
まず・・
初っ端から「台詞&演技」が全開でした(;^_^A
止め処なく吐き出る台詞と共に、舞台狭しと
駆け巡る演技演出に、正直・・
これで最後までもつのか?!
と思った程です。
でもそこは百戦錬磨・・(^_^)v
幾多の舞台を経験してきた女優さんですので
見事に最後まで与えられた
「鈴音」という役を演じきっていました。
今回の劇のストーリーは異次元と現世が微妙に繋がった
摩訶不思議な、ある二つの国のお話・・![]()
飯田さん演じる「鈴音」は、争い合う二つの国の中で
何故か認知してしまった妖精達
(と言っても猿や兎や狐ですが
)
と共に囚われてしまった
仙女・西王母を救おうとする・・
しかし実は、それ自体「鈴音」の
記憶を辿る旅路でもあった。
基本、コメディタッチの演出はされていますが、
ストーリーの要所要所には、人間の性の
希薄さ無情さを浮き彫りにして
人類が有史以来、争い合う愚かさを
問い掛けるものでした。
観ていて思ったのが、
人は、いがみ合い罵り合う心が、
容易に戦争へかきたてる事への
理由になってしまうこと・・。
争う事は容易です・・
本能の赴くまま箍を外し
破壊すればいいのですから・・。
人は、その本能の理性を
如何に抑え込むか学んで来たつもりでしたが、
残念ながら何時の時代においても
その努力が破綻されてきました・・。
奇しくもリアル世界の<現代>においても、
隣国との領土問題で「争い」が
起きています・・(_ _。)
今回の演劇はその戦争によって記憶を失った鈴音が
暗中模索をする過程で過去の自分を見つけ出すのですが
その切っ掛けとなったのが
「人を思う心」だったのです。
人は一見、簡単そうなこの行為を実は、
成し遂げることが出来ず、
未だに争いを続けています・・。
お芝居の最後に囚われの身から解き放たれた西王母が
言ったコトバがとても胸に響きました・・。
「もし人類が何百年後の世界でも
争いを続けていたとしたら、
その時は人類は地球によって粛清されるだろう・・」
人は何時までも地球上で驕り高ぶる生き物なのか?!
そう訴えかけて来る、メッセージ性の高い舞台でした。
今回、飯田さん演じる「鈴音」は記憶を辿る度に
幾多のデジャブに遭遇します。
デジャブ・・
それは過去に経験した記憶に再度出会う事。
でも考えてみると、人は蓄積された記憶に対して、
はたしてどれだけ正確にトレース出来ているのか?
もしかすると、それは、自分の都合に合わせただけの
新たに生成された記憶かもしれない・・
記憶が記憶を隠し、本来の記憶が薄まってしまった結果
デジャブ・・
再見したと勘違いするのではないか?!
「鈴音」はそんな自分に自問自答して
最後には「元の自分の居た場所」に戻って来ます・・。
と・・ここまで、文章に書けば簡単ですが、
記憶が折り重なったストーリがハイテンポで進んで行く
お芝居を観る方は意外と大変でした・・(^_^;)
何しろ、少しでも見逃すとデジャブの要素が
抜け落ちてしまうのですから・・![]()
今回の舞台は休憩無しの約3時間の長丁場・・
正直、疲れましたが、それは心地いい
「疲労感」でもあり、裏を返せば
それ程、舞台にのめり込んだ証拠でもあります。
今回のお芝居は・・全力で舞台に挑み、
それぞれの演者さんが最高の個性を弾け出した
素晴らしい舞台でした・・。
ヒロインの鈴音さんを演じた飯田さんも
何か新しい自分を見つけた様な素晴らしい
舞台を観せてくれました。
改めて、この舞台を観てその感動を得られた事に
心から感謝したいと思います('-^*)/
飯田さんの次回出演公演は
本家「ベニバラ兎団」の
12月本公演になります・・。
またどんな舞台になるか
今から楽しみです!(o^-')b
ベニバラ兎団 Vol.12 最新作!!
2012年12月11日(火)~16日(日)
(全9公演)
at.中目黒キンケロシアター
*詳細は劇団HPにて後日発表します!
http://www.benibarausagidan.net/





