劇場は青山の<円形劇場>です。
この<円形劇場>が
結構、曲者なのです(;^_^A
まず・・
この舞台には壁や
舞台の背後という
概念がありません。
舞台には、主人公の
立ち位置がある一方、
普通なら背後や脇に控える
「脇役陣」の立ち位置がありますが
「円形舞台」には、それが無く
舞台に立てば何処でも、
そこが客席に面した最前列になる・・
こうなると台詞を言う言わない
関係なく常に観客を意識した
演技をしなければなりません。
例えば・・、
あるシーンで舞台からハケル寸前で
再び振り返る演技があるとすると・・
その時、普通は振り返るまでは
客席から演者の顔が見えないので、
短い時間ですが、その間に
次の演技の準備が出来ます。
しかし、今回は何処に居ようとも
常に観客の視線がある・・
そうなると歩き出した瞬間に
振り返るまでの気持ちを作り
現さなければならない・・。
おそらく役者さんは、今迄以上に瞬時の
「演技の切り替え」が求められる事になり
苦労されるのではないでしょうか・・。
一方<観客側>も、その舞台を観るのに
常に全体の演技に目を配らなければなりません・・。
特に<ベニバラ演劇>は過去の舞台でストーリ上の
「パニック演出」で舞台上の役者が
一斉にアドリブに近い
演技をする場面がありました・・。
これは、視覚的に役者同士が被ると共に、
その役者越しに他の役者さんの
演技所作も把握しなければならないので
観客はこの時、瞬きも出来ないでしょう・・。
更に・・
今回の<円形舞台>は「死角」を
無くす為に、舞台セットも
必要最小限のものになると思われます。
・・となると視覚的に、
そこに物体があるかの様な
演技力も要求されます。
これらを考えていくと今回の演目・・
舞台に立つ役者は動作の所作を
その身一つで全て行いまた、
一瞬たりとも、その演技が観客たる
「衆人の目」にある事を念頭に置き
演じなければなりません・・。
云わば・・
色々な意味で「丸裸に近い環境」で
「自分を曝け出す実力」が
試される舞台でもあります。
ベニバラ1月公演の舞台・・
演者も観客も「一筋縄でいかない」
難易度は高いが、今迄に無い
面白い舞台になりそうです(^_^)v
