この歌・・今ではサッカー応援や

合唱曲等で有名ですが、

実はこの歌は

30年も前に実話を元にした

映画の主題歌だった事、

ご存知でしたか・・。

「翼は心につけて」という

実在した一人の少女が

難病と闘い「命」と「生きる」事の

大切さを教えてくれた映画・・。

(映画では主人公の少女役を

石田えりさんが演じ、この映画が

彼女のデビュー作になっています。)

今で言うと・・

「世界の中心で愛を叫ぶ」的な

もので、当時は反響を呼び

文部省推薦映画にもなった映画です。

(当時は教育的観点から幾度と無く

その後、TV放映されていたので

一度位は観た方は多いと思います・・。)


hiroのブログ

<ストーリー>

鈴木亜里、十五歳。両親、

弟と団地に住む平凡な女の子。

ある日、テニスの練習中、

突然襲った激痛にラケットを落とす亜里。

検査の結果骨肉腫とわかり、

医師から他への転移をふせぐため、

右腕の切断の同意を求められた

父母は生きる可能性があればと、

病名をかくして、亜里に話した。

涙もこぼさずうけ入れる亜里は、

その腕にマニキュアをし、

指輪をはめてみた。

「学校へなんか戻らない。

テニスも出来ないし、

勉強なんかしたくない」と

手術後の回復訓練も、

友人の見舞いも拒絶する亜里。

だが、そんな亜里も、

生命をまもるためにつくす

病院に働く人々の姿に次第に心を開く。

「ケースワーカーなら片腕がなくてもできる」と

生きる目標をつかんだ亜里は、

今までの遅れを取り戻そうと勉強、

機能訓練に猛然といどむ。

あちこちの病室で彼女の明るい笑い声が聞こえた。

だが、医師は両親に「ガンが転移し、

治療法はワクチンだけ、

それが効かない時は来春まで……」と

つげるのだった。

ケースワーカーになるには、

どうしても大学へ行かねばと、

永和高校を志望したが、

今の偏差値では無理と言われた亜里。

しかし、亜里の熱意に、

教師は出来る限りの応援を送り、

級友も彼女を励まし、ささえるのだった。

努力はむくわれ、

亜里は高校入試合格の喜びを手にしたが、

亜里の残された僅かな生命も

燃えつきようとしていた・・。


15歳で他界してしまった少女・・。

「セカチュウ」と同じ、決してハッピーエンドになる

ストーリではありません・・。

でも、最後の時、両親に

「いのちって素敵ね・・

短い間だったけど

私はたくさん生きたわ。

父さん、母さん

いのちをありがとう・・。」

と言い残すシーンが

有ったのですが、この時

号泣したのを覚えています・・。

当時はTVで観たのですが

私が中学に入学した時

偶然にも劇団が来て

この作品を上演してくれました。

学校の体育館での演劇で

「東京芸術座」が上演しました。

(劇団は当時、全国の学校を

巡回公演していたそうです・・。)

おそらく、生まれて初めての

<演劇鑑賞>・・

最初は舞台でどれだけ、

この作品が表現出来るか

疑心暗鬼で観劇していましたが

舞台が進行するにつれて

生の役者さんの迫真の演技に

すっかり魅せられ、

最後は感動し「号泣」していました・・。

既に映画やTVで

内容も分かっていたはずなのに、

人が目の前で演じる事により

台詞が頭を通り越し

より深く、心に届く感覚・・。

当時中学生の私には正に「衝撃的」でした・・。

(おそらく・・私の「演劇」好きは

この時、育まれたのかも知れません・・。)


「つばさをください」は映画のエンドロールの時

流れていた曲ですが、これにもあるエピソードがあり

実在の主人公の少女が常にこの曲を

口ずさんでいて、最期を悟った時に母親に

「この曲・・

大好きだから私のお葬式の時に流して・・。」と言い、

実際の葬儀会場に流れたそうです・・。


この映画は実在した方の物語です・・。

なので、少女が受験した高校も実在します。

現在、この学校のHPには

校長先生のコメントで

この事が書かれています。

学校には記念碑と「翼の木」があり

今も生徒達に語り継がれているそうです・・。


<学校のHP>

http://www.wako.ed.jp/s/about/2010/04/61.html



この映画は現在、ビデオ化等されてなく

教材として学校で上映されているのみで

一般の方は実質、観る事が出来ません・・。

当時の映画を見た方からすれば惜しむ事ですが

私が色々ネットで調べたら、ナント!!

来月、東京で2日間上演されるそうです。

「東京国立近代美術館フィルムセンター」

で、香川京子さんの作品展での上映。

(香川さんはこの映画では両親役で出演)

滅多に観れない作品ですし、若き日の

石田えりさんの姿も観れますので

お時間ある方は是非、足を運んでみては

如何でしょうか・・。



<上映スケジュール等詳細>

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2011-11-12/kaisetsu_41.html